今日は素直にブログネタを拝借。
アルバイトといっても時代背景が違うので現代とは大違いです。
私は、4歳の時に父が亡くなったので母と長兄の働きで育てられました。
次兄も中学卒業と同時に就職し、定時制の高校で学びました。お陰で私は昼間の高校に行くことが出来ましたが、授業料は自分で賄うという条件つきです。
幸い、私が小6から習っているソロバン塾の先生が高校から帰宅したら夕方からアルバイトで雇ってくれました。
アルバイト料は、初め3,000円/月で高2は4,000円、高3は5,000円/月で6月と12月はボーナスと言って別に1ヶ月分くれました。
高校の授業料は1,700円/月を払い、通学定期代、学用品代を殆ど賄い、大変助かりました。
アルバイトの内容は、学校から15時頃帰宅すると歩いて5分の塾に行き、鍵を預かっているので建物のドアを開け、窓を開放し、照明を点けます。冬は石炭ストーブに火を入れます。15:30から小学生の低学年クラスが始まります。最初は先生の真似をしていましたが、そのうちマスターすると、最初に読み上げ算を読み上げ、暗算を読み上げ、手と頭のウォーミングアップをします。その後、級別のテキストを時間を計りながら、掛け算10分、割り算10分、加減算10分、伝票算10分を行い、各自が隣の人の採点を行います。
週に1度、試験を行い合格すると進級します。
初心者は6級からスタートし、3級から伝票と少数点の問題
など進級した時に教えます。
授業は、原則20:00に終了しますが、検定試験が近づくと21:00まで特訓をします。終了後、火の始末と戸締りをして
帰宅です。
他に年3回の検定試験時に会場まで引率します。
これは、試験日に時間を決めて塾に集合した子供を連れて
駅まで歩き、バスに乗り(20分)検定試験会場に連れて行きますが、途中ガヤガヤして結構大変です。この日は、交通費と特別に1,000円頂けます。
他に夏休みは、塾でソロバンの授業とは別に午後から宿題の勉強の指導やら希望者をプールに連れて行くなどの面白い内容で貴重な体験です。
高校卒業後、就職しても引き続き町でいろいろ出会うと、親子から挨拶されたりチョット変わった体験でもありました。
1965年~1968年にかけてのことです。