(前回のつづき)
私は、1983年頃に仕事の部署が異動になり、1年くらい
会社の中で1種の窓際族的な立場になり、毎日定時帰宅、
早退・遅刻・休暇はご自由にどうぞということになった。
人によっては、深刻な事態と捉える場合もあるが、既に
入社15年のキャリアがあり、社内事情・人脈に通じているので何の不安もなく、滅多にない機会でその時を楽しもうと
鷹揚に構えていた。そうだ、この際運転免許を取ろうということで3ヶ月教習所に通い免許を取った。ただし、その後は
ペーパードライバーである。
初めての乗用車は、トヨタ・カリーナである。
最初は、家の周りをぐるぐるし、慣れたところで近所を運転と
徐々に運転に慣れていった。元来不器用な私は、随分危ない運転をしていたらしい、慎重すぎて大きな事故は無縁だが、駐車に失敗してボディを擦るのは、毎度のこと。
車があっても、私が運転出来るのは、土・日だけ。
そこで、妻が運転免許を取りたいと言い出した。
私は、今までに経験あるのか? ⇒ 妻「ない」
フリィピンの免許は? ⇒ 妻「ない」 という。
どうしようかと夫婦で思案していると、フリィピンの親戚に
送金すれば国際免許を送ってくるから、それを日本で使える
かという話になった。
日本にいてそんなことは出来ないと思ったが、費用は
1万円も掛からないということなので、試しに実行してみた。
なんと、約3週間後にフリィピンの免許が送られて来た。
どうしよう?ここが思案のしどころです。!! つづく