ひつじの手帖

ひつじの手帖

2013年5月から200日間ブログ。200日経過後は、つれづれに綴ってます。
豊橋や伊勢の身近なことを。


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豊橋市美術博物館にて、
今月スタートする展覧会に
「古田織部宛 千利休 書状」が公開されます!
企画展「吉田天王社と神主石田家」
チラシ裏面に利休 自筆の書状が紹介されています
展覧会チラシは豊橋祇園祭や手筒花火がクローズアップしてあるので、利休の書状に気づきにくいかも?!
上記☝️ホームページからチラシPDFデータがダウンロードできます
江戸時代末に、吉田天王社の神主だった石田秀堅(偃松軒 青標 えんしょうけん せいひょう)が 茶道 宗徧流の不蔵庵 龍渓の弟子だった為か、青標遺品に新出史料となる 利休の書状が見つかりました
どれくらいスゴイかといえば
現存する利休の自筆書状230通近くが書籍や図録等に掲載される中、織部宛の自筆書状は10通
その中でも織部正になる前の左介宛は2通
利休→織部→遠州へと変容した茶の湯の歴史で
奇しくも茶堂として仕えた殿様により自刃させられた利休と織部
さらに書状の内容に座敷(茶室)について記されている点も注目度、大!
利休書状は「御状拝見候」と始まり
織部からの書状への返信となっています
宛名は「古左◽︎まいる」とあり織部の官位を得る前の古田左介宛
利休は「宗易(花押)」と署名しています
また「従 門前」とあり大徳寺門前の屋敷より書状を出したこともわかります
日付は「十月十六日」
箇条書きで
「一、我等 座敷之 ちりかみ儀 承候 」と記された第一条から第五条まで、
利休は織部に「秀様」への報告を依頼
チラシを凝視すれば判読できるとはいえ、
実物を是非に豊橋へ観にきていただきたくて
ブログにしたためました
展覧会の図録に書状の翻刻が掲載されますし
詳細な内容は実物を観にきて確かめてくださいませ
江戸時代後期の三河では江戸より下ってきた僧侶 不蔵庵 龍渓が岡崎(愛知県岡崎市)に居を構え宗徧流を再興しました
龍渓の高弟の一人が、三河吉田藩(愛知県豊橋市)の吉田城内にあった吉田天王社の神主 石田秀堅(青標)です
青標の遺品から見つかった利休の自筆 書状
なんでも鑑定団に出品されたら話題になること間違いない!とは思いますが、
美術博物館が展示にあたり しっかり調査、分析しているので、鑑定団には出ません
が、古文書に興味ある場合は鑑定団のホームページ 鑑定士 増田孝さんの鑑定例が参考になります
再掲 千利休 自筆 書状
ぜひ実物を確かめに、2019年2月19日から3月24日の期間に、豊橋市美術博物館へ足を運んでみてくださいませ。

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く熊倉功夫 先生 講演予定 2018年>
[わかる範囲での情報なので全てではありません] [敬称略]
熊倉功夫先生は2016年3月末に静岡文化芸術大学学長を退任され、

2016年4月にMIHOミュージアム館長に着任されました.

2018年3月オープン ふじのくに茶の都ミュージアム館長を兼任されています.

 

2018年
講演・講義予定

詳細は、主催者へご確認くださいませ。

 

***
2018年11月17日(土曜) 14:00-15:30
「近代数寄者とは(仮題)」熊倉功夫
滋賀県 ミホミュージアム 「百の手すさび」展

定員100名 当日美術館棟にて整理券配布
参加費無料 ただし、入館料必要


***
2018年11月18日(日曜)14:00-15:30
「家元の代替りと隠居 」熊倉功夫
京都府 表千家北山会館

定員200名(満席→キャンセル待ち)
有料2000円


***
2018年11月30日(金曜)15:00-
「松平不昧の生涯と茶の湯」熊倉功夫
静岡県浜松市 松韻亭

定員70名
有料 2000円
予約先 松韻亭 053-473-4310

 

***

2018年129日(日) 14:0016:00

  第1部 熊倉功夫さんご講義

  第2部 対談 熊倉功夫さん × 志村洋子

ハートンホテル京都

定員 50名(事前申込制、先着順)

有料2,000円(税込)


→アルスシムラ公開講演会



***

茶の湯同好会 講座
「茶の湯の歴史ー利休以後 その5」


平成30年11月9日(金)、12月14日(金)、

平成31年2月8日(金)、 3月8日(金)、
4月12日(金)、5月17日(金) 


 *午後1時半~3時

 *7階安与ホール

 *会費1万8千円(全6回)


***
大徳寺 龍光院 看松会
    熊倉功夫先生 茶書講義
 基本的に奇数月の第四土曜日。会費 無料。
 日程は変更することがありますので、事前にご確認ください。
 龍光院 075 - 491 - 0243
 
***
***
熊倉功夫 先生 著作物
***
熊倉功夫著作集 全7巻 
   第1巻 茶の湯 心とかたち
   第2巻 茶の湯と茶人の歴史
   第3巻 近代茶道史の研究
   第4巻 近代数寄者の茶の湯
   第5巻 寛永文化の研究
   第6巻 民芸と近代
   第7巻 日本料理文化史
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***
 
日本経済新聞「こころの玉手箱」
2017年10月23日刊
MIHO MUSEUM 館長 熊倉功夫(1)「半刻」
 
 10月24日刊 茶杓「鬼の脱穀」
 10月25日刊 モース・コレクション展の図録
 10月26日刊 寿岳文章先生の著作「柳宗悦と共に」
 10月27日刊 弥右衛門の茶碗
 
***
熊倉先生が和食について語った内容が簡潔にまとまっているホームページ
「和食の歴史と食材」
***
 
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「茶の湯の歴史」1990年
 
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「小堀遠州茶友録」2007年
(小堀遠州の茶友たち 1987年を加筆改題)
 
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「後水尾天皇」2010年
(後水尾院(1982年)と後水尾天皇(1994年)を加筆修正)
 
*****
開催済
*****

2018年11月10日(土曜) 18:00-20:00
グリーンライフ フードフェスタ in 滋賀
「明日の食べるを考えよう」
熊倉功夫 & 武村幸菜
滋賀県 栗東芸術文化センター さきら

2018年11月3日(土曜・文化の日)  13:30-
「茶の湯と禅」熊倉功夫
岐阜県 山県市文化の里 花咲ホール

茶の湯同好会 講座
「茶の湯の歴史ー利休以後 その4」

平成30年4月13日(金)、5月11日(金)、6月8日(金)、 7月20日(金)、

9月14日(金)、10月12日(金) 

 *午後1時半~3時

 *7階安与ホール

 *会費1万8千円(全6回)


2018年7月6日(金)11:45~15:20

帝国華道院 教養講座

日本橋三越本店 本館6階

MIHOMUSEUM館長 国立民族博物館 名誉教授 熊倉功夫先生による 講演

「ユネスコの世界無形文化遺産と日本の伝統文化」


2018年6月17日(日) 13:30-16:00
茶の湯文化学会
平成30年度 総会・大会
@島根県松江市 くにびきメッセ
シンポジウムテーマ「松平不昧の茶の湯」
  熊倉功夫   趣旨説明「松平不昧と茶の湯」

2018年5月26日(土) 10:00〜16:00
新緑茶会
講座「茶の湯から学ぶこと」
神勝禅寺

2018年5月23日(水) 16:45〜18:00
筑波大学特別講義
「日本の食文化」

2018年4月29日(日)
美の力展 講座
「前田家と茶の湯」
石川県立美術館


2018年4月24日・25日

ふじのくに茶の都ミュージアム公開講座

世界茶文化学術研究会議「岡倉天心と茶の本」


2018年4月21日

中外日報宗教文化講座

「今 ここに生きる〜未来への伝言〜」

しんらん交流館 


2018年3月31日(土) 13:30〜15:00

中之島香雪美術館 開館記念 連続講演会

「 村山龍平翁とコレクション 」

 大阪 中之島香雪美術館


2018年3月3日(土)13:00~15:50
第13回おもてなし講座 熊倉功夫氏
  大妻女子大学 大学校舎 G棟

2018年2月17日(土) 14:00~15:30

不審菴文庫特別講座 熊倉功夫 氏

「随流斎の茶の湯―新出史料を中心に―」

 表千家 北山会館

2017年12月5日[火]19:00~20:30
「後藤加寿子のおせち料理」発売記念トーク
 熊倉功夫 x 後藤加寿子トーク
 @銀座蔦屋書店

2017年11月11日(土)
 表千家 北山会館
「茶の湯における好みの伝統と創作」

 講師

 飛来 一閑 氏(千家十職 一閑張細工師)

 中村 宗哲 氏(千家十職 塗師)

 黒田 正玄 氏(千家十職 竹細工・柄杓師)

 聞き手 熊倉 功夫 氏(MIHO MUSEUM 館長)

***
2017年10月31日[火]
「藪内家と千家の交流」
  講演13:00〜&茶会15:00〜
  香雪美術館
***
2017年10月7日[土] 13:00-15:00
「小堀遠州と茶の湯」〜故郷近江での事跡に触れて〜
  @北ビワコホテル グラツィエ
  遠州流茶道全国大会
***
2017年9月16日(土) 逸翁美術館
「収集家の世界」熊倉功夫
***
茶の湯同好会 講座
「茶の湯の歴史 利休以後 その2」
連続講座 計6回
  ① 2月10日(金) ② 3月10日(金) ③ 4月 21日(金)
  ④ 5月19日(金) ⑤ 6月 9日(金)  ⑥ 7月 14日(金) 
***
2017年5月20日(土) 表千家北山会館 公開文化講座
「懐石と陶磁器」講師:熊倉功夫氏
***
2017年5月21日(日) 男子だけの茶の会「茶楽」
「熊倉功夫講演会」 @ニューオータニ長岡NCホール
***
2017年5月24日(水) 筑波大学 特別講義
「日本の食文化」
 ***
2017年5月14日(日) 
「宗徧とその時代」
  @穂の国とよはし芸術劇場 アートスペース
***
テレビ出演
2017年5月7日(日) Eテレ
「日曜美術館 器の向こうに人がいる」
  <出演> 熊倉功夫(MIHO美術館館長)/森万里子(現代美術家)
  <VTR出演> 春風亭昇太
  →東京国立博物館「特別展 茶の湯」
 ***
2017年4月30日(Sunday) 
第4回「お茶三昧」
  2017年茶の湯と茶文化に関するサンフランシスコ国際会議
  14:00~15:30 特別講演" Chanoyu and Zen " 
  「茶の湯と禅」
  茶の湯文化学会会長 熊倉功夫博士
  @米国 サンフランシスコ州立大学
***
2016年7月24日(日)資生堂アートハウス対談
 「有田焼四百年と今右衛門」 
  ゲスト:
  十四代 今泉今右衛門氏(重要無形文化財保持者「色絵磁器」) 
  熊倉功夫氏(MIHO MUSEUM館長・静岡文化芸術大学名誉教授)
***
2016年5月14日(土)大和ハウス生活文化フォーラム 第2回
      「毎日のお惣菜で 元気なからだを」
       @大和ハウス工業東京本社2階大ホール
       パネリスト
       熊倉功夫氏(静岡文化芸術大学学長・歴史学者)
       土井善晴氏(料理研究家)
       白澤卓二氏(順天堂大学大学院教授)
       平松洋子氏(エッセイスト)
 ***
2015年11月18日(水) 「千利休の言葉」
          @オークラアクトシティホテル浜松
***
2015-11-14 (土) 「茶の湯にみる日本の和食文化」
        @お茶の水女子大学
 ***
2015-10-17 (土) 「後水尾天皇と東福門院和子の物語」
        ~修学院離宮の誕生~
        @中日文化センター
 ***
2015-6-3 (水) 「和食のもてなしとマナー」
        SBS学苑浜松校 開校40周年記念講演
        @静岡新聞ホール
***
2015-5-16(土) 「和食文化の中の懐石」
        逸翁美術館 春季展
       「器を楽しむ~逸翁の茶懐石」講演会
        @逸翁美術館 [大阪府池田市]
***
2015-4-18(土) 「ユネスコ無形文化遺産となった和食とその後の動き」
        和食普及研究会 創立30周年記念講演会
        @東京海洋大学 品川キャンパス
***
2015-4-12(日) 「弘法大師と近代数寄者」
       「畠山即翁の大師会茶会-井戸茶椀 信長の取り合わせ-」
                        @畠山記念館 [東京都港区]
***
2015-3-30(月) 「久田家歴代 - 宗全を中心に - 」
        表千家北山会館 公開文化講座
        @表千家北山会館 [京都府京都市]
***
2015-3-26(木)「ユネスコ無形文化遺産登録後の和食保護継承活動」
      「京都・和食文化推進会議」
       設立総会 記念講演
       @金剛能楽堂 
***
2015年1~3月の期間、数多く講演なさっていらっしゃいましたが、アップデートできませんでした。

2014-12- 「足利将軍の美意識と「日本文化」の源流」
       「「和風」の源となった室町文化について」
        講師 熊倉功夫・桜井英治
        @よみうりホール [東京都千代田区]
        乱世に咲いた華―足利将軍の美意識と「日本文化」の源流

2014-12-2(火)「松平不昧の茶の湯」熊倉功夫
        @香雪美術館 [兵庫県神戸市]
        「松平不昧の好み」

2014-11-7(金) 「世界無形文化遺産となった和食」熊倉功夫
        @ 栄中日文化センター [愛知県名古屋市]
        栄 中日文化センター 特別講演会
        中日文化賞2014

2014-11-1(土)  佐藤優講演「生きる力」
                       第二部座談会 熊倉功夫、佐藤優、磯田道史
                       @ 静岡文化芸術大学 [静岡県浜松市] 

2014-10-16(木)「古田織部と高山右近」熊倉功夫
         @浜松市松韻亭

[2018-08-24追記/05-28追記/2018-2-19追記/2018-2-12追記/2018-01-07追記/2017-11-22追記/2017-09-24追記/2017-6-19追記/2017-3-2追記 / 2017-1-21追記/2016-5-16追記/2014-11-16追記/2014-10-17記]
 

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古民家「脱皮する家」茶会記

大好きな「脱皮する家」での茶会が叶いました。

「脱皮する家」は新潟県十日町市にある古民家をノミで彫り上げた現代アート作品

2006年の「大地の芸術祭」で発表され、現在も公開され宿泊できる古民家です




床板、柱、梁、漆喰壁、天井裏にいたるまであらゆるところが、ノミで彫り上げたられた空間

日芸 彫刻コースの鞍掛さんの作品

脱皮する家が、2年がかりで彫り上げられた際、夏のワークショップに参加し、細い柱を一本彫らせていただいた親しみある古民家


一年余り前より京都 大徳寺塔頭の龍光院さまの看松会へ通い、熊倉功夫先生による茶書講義を拝聴するにつけ、一客一亭の一汁二菜の茶事をしたいとの思いが深まり、念願叶って、8月初旬に茶事をひらくことができました。


2018年8月3日から8日までの6日間の滞在で、リハーサルも含めて、茶会9回

まるで合宿

菓子とお抹茶だけでなく、料理をお出しする茶事としたのは、大地の芸術祭開催エリアの妻有(つまり)は、コシヒカリ、トウモロコシ、キュウリにポークなどの食材がとびきり美味しいから。

特に脱皮する家のある峠集落には、美しい棚田が広がりコシヒカリが たわわに実ります。

また脱皮する家の屋号が「とうふや」だった歴史もあり、星峠棚田米と豆腐を一汁二菜の料理のベースに決め、主菜は魚やポークとし、野菜類は地の十日町産。

侘び茶の一汁二菜に倣いました。

参照したのは千利休が天正18年に息子 千少庵を招いた茶会。


利休の堺の実家は裕福な魚問屋。
利休の茶会では、鮑と鮒の二菜。

脱皮する家では、妻有で手に入りやすい身近な食材として妻有ポーク、または魚の酒粕漬けを主菜に。
酒粕は新潟八海山のものを。

脱皮茶会の一汁二菜に香の物の料理

ポークは写真を撮りそこないました。
(茶会中はシャッター押すタイミングがなかなか無くて)




一客一亭として、
亭主がご正客を思い、茶会テーマを和紙に筆書きし軸として掲げました。

脱皮する家で揮毫したため、軸装はしないで、和紙のままを。


私が亭主をつとめた茶会では「み」
香港から大地の芸術祭にいらしたアーティストの作家名「阿三」の三の、和語「み」を。

平仮名「み」は、漢字「美」からきているので、芸術家でもある正客をお迎えするには、コレ!とお迎えする二時間前にしたためました。


書家の島本田鶴子さんが亭主をされた茶会では「無為自然」
写真は記録用のワンカット

実際の茶事の ご正客の写ったお写真は控えます


一汁二菜のあとに、お濃茶とお薄をお出しした茶会記

道具は持ち寄り。
あるにまかせ、うるに従い、です。



脱皮する家の茶会は、3人で主催し、ご正客は大地の芸術祭に参加されているアーティストやキュレーターの方らをお招きしました。

主催は、堀場美佐、島本田鶴子、渡会葵






力強く美しい現代アート空間での侘び茶。

地のものを食材とした手作り料理と、菓子、お抹茶。

ご正客を思い、軸を亭主が書し、もてなす。

侘び茶のモダン。

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