我が家の子供部屋は、2階の小屋裏。


ムスメが中学2年生になった時に、ワンフロアに壁をつくって部屋を分けた。


天井は勾配天井でトップライトからの、明かりが気持ちいい。


この明かりを互いの部屋に取り込もうと、壁の上部に、ポリカーボネイトの光の壁を作った。


さらに収納を多くするために、下部の3mは一面本棚の壁。


それぞれの部屋はのぞけないが、壁の厚みは5.5mmのベニヤ一枚だけ。


ムスコが、「ボクと姉さんの部屋って、姿が見えないだけで、何をしているかすぐわかるよね」と。



ムスメば、弟がこっそりゲームをしている気配を感じ、


ムスコは、姉が勉強をしているフリをして、寝ているのを


わかるらしい。



ムスメが保育園に通っていたころ


まっ黄色な布地に、ゆうじと書かれたTシャツを着て帰ってきた。


わけがわからず、ムスメに「ゆうじっていう名前になったの?」と聞いてみると、

幼心を傷つけられたのか、ムスっとしている。


妻に聞くと、服を汚して友達のを借りたらしい。


その似合わないTシャツと、ふくれ面のムスメの顔が

なんだか可笑しくてしかたがなかった。



明日はクリスマス・イヴ。


家族全員で過ごすため、妻とムスメでショートケーキを作ることにした。


ふたつに分けたスポンジケーキの生地に、ホイップクリームを塗り、


その上に、スライスしたイチゴをのせる。


生地を逆さまにして塗ってしまったが、


B型ムスメは、そんなことおかまいなし。


途中からムスコも加わり、誰が上部にイチゴをのせるかで


作業の奪い合い。

出来上がると、明日を待てずに試食。


一日早い、クリスマス・イヴが、5分で終了した。



▼チョコレートの文字はムスコ作