ついこの間、暑さに耐えきれずエアコンを買い換えたばかりだというのに、なんと、明後日には強い冬型の気圧配置、暖房器具を即刻用意せよ、との非常な宣告
が気象予報士から下った。歌詞ではないが、少し乾き始めた風の中に、シクラメンだかコスモスだかの花の香りが薄く香ったりして、秋から冬へ心と身体の準備ができたのも今は昔。
いささか陳腐な例えになるが、信号が青になるのを待たずにスクランブル交差点を渡り始める渋谷の若者のように拙速な季節の移り変わり。
そのうち、四季から二季になるか、それとも「春夏秋冬」から「春冬秋夏」のように賃上げ交渉みたいな呼び方の順番に変わってしまうのではないかと思うくらい。
この季節、恐いのが持病である原因不明の悪寒だ。
肩こりや疲れの実感といった前兆を感じる時もあるが、全く不意におとずれることもあるから厄介だ。
多くは急に寒い場所へ出たことがキッカケで起きるのだが、これが普通レベルの悪寒じゃない

まず、首の後ろから背中にかけ、一瞬で電気のような寒気が走る。
そうなると、もう1mmとて動くことはかなわない。
袖の隙間から入るわずかな空気の流れだけで、全身が「ガクガクガクガク~ッ!」と、古いディーゼル車もかくあるかのごとく、震えるのだ。
家にいる時に起こったら、10秒で30cmづつの移動速度でとにかくベッドに潜り込み、震えの波のスキをみて部屋中の暖房器具全てを最強にセット。
後は、滝のような汗と震えの中、ひたすら悪夢が通り過ぎるのを待つしかない。
震えが治まったら今度は発熱。
トイレにでも立とうものなら、たちまち恐怖の震えが再来襲するから、1~2日は貝のようにおとなしくするしかない始末。
それでも家の中ならまだいい。
これが外出先だと、とにかく車に戻ってヒーターが温まるのを待つしかないから、それまでは地獄。
冗談抜きで、「低体温症」とやらの死の恐怖さえ感じながら長い時間をやり過ごす。
そして、症状と同じくらい困るのが、周囲への説明。
1~2日、場合によっては半日で正常に戻る場合もあるから、欠勤後などはどうもバツが悪い。
一生懸命に説明しても普通の人には到底理解してもらえないから、いや、必死に説明すればするほど、「どうせ仮病だろ」と思われているに違いないと思うと、とにかく気が滅入る。
原因は、おそらく遠い昔に被った交通事故の後遺症に違いないが、検査をしても異常なしだから性質が悪い。(以前は、昼寝中に意識がありながら呼吸ができない、なんて恐ろしい症状もあった)
誰かいい治療法や対処法など知っていたら伝授願えないだろうか?
ひとまず、去年ハタと気付いた当り前の予防法、ハイネックのセーターとマフラーを一刻も早く引っ張り出して着用するしかなさそうだ。
・・・そうそう。
別の持病を持ってる元同僚の男らしい奥さん(笑)、あんたもこの季節くれぐれもお大事に。
バカは死ななきゃ治らない~