「結局顧問どうすんだ?」
岬の家に向かう陸人たち。
「永井はやってくれないらしいからな…」
「…まあそれは今考えてもしょうがないから、練習に集中しましょ」
顧問の件は今考えてもしょうがないので、今はとりあえず保留にしておく。
そんな話し合いが終わるとすぐに岬の家が見えた。
場所は前にもらったメールで知っていたが、家の全貌は知らなかった3人。
「「「…でかっ」」」
それは3人が声を合わせるくらい大きな家だった。
高さは見積もって4階くらいだが、あまり横幅は大きくなく、豪邸というよりビルに近い建物だった。
「あっ!せんぱーい!」
岬の声がどこからか聞こえてくる。
声の方向を見ると岬が3階くらいの高さから手を振っている。
「玄関開いてるんでそこから入ってください!」
そういうと顔を引っ込めて窓を閉める岬。
「…岬って金持ちだったんだな…」
そう言う陸人の言葉はむなしく響くばかりだった。