Life & Beat! #1「伝説の予兆」 | Life & Beat!

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黒歴史をぐだぐだ載せていくブログ。

ああ懐かしき中2病時代・・・

蝉の鳴き声。

太陽の熱。

紛れもない、夏。

「暑い…」

決して半ズボンの制服が作られることのない学校という名の地獄。

「暑い…暑い・・・」

私立茜河西高等学校、2学年のフロア。

このフロアは風がほとんど通らず、他のフロアよりも熱気が強く感じる。

「暑い…暑い…暑い…」

「あーもう!このクソ暑い日に暑い暑い言わないでよ、暑いなぁ!」

先ほどから「暑い」を連呼していた男の元に1人の女が近寄る。

「なんだよ…暑いときには暑いってしっかり言葉にするのがオレの美学だ。口を挟むな」

「何よその美学…とにかく、暑い暑い言うのはやめて」

「…はいはい」

ここに居る男の名は桜庭 陸人、女の名は鈴野宮 藍羅といった。

2人は幼馴染で、日頃から一緒に行動しているが、特に熱中するものも、部活にも所属していないため、基本的に平穏ですることのない日常を送っている。

「…ただでさえ暑いのに、そんなやりとりを見ているとなおさら暑くなるよ…」

そう言って2人の近くに寄ってきた男は杉崎 千種。

学年でも10本の指に入るほどの学力の持ち主だが…

「さて藍羅、今日も俺にパンツを見せてくれるかい?」

「物語冒頭でアタシにエロキャラ定着させんな!いつも見せてないでしょ!」

…煩悩まみれである。

「おう、千種聞いてくれよー。こいつ俺の美学にケチつけんだぜ?」

「何?それはよくないな」

「だってうるさいんだもん」

「藍羅だって人にパンツ見せるなって言われたら怒るだろう?」

「人にパンツ見せたこともないしそれを美学としたこともないわよ!何でそんなにエロキャラ定着させたいの!?」

「はっはっは」

「そこ!陸人笑わない!」

-小休止-

「…で?結局何の話だ?」

「あぁ、そうそう。千種がね、商店街の福引きで【夏フェスご招待券】を当てたのよ」

「すごいだろー褒めろ!称えよ!」

「…夏フェス?」

夏フェスはざっくり言うと有名なアーティストなどが屋外屋内で行う音楽の祭典だ。

「…すげえもん当てたな」

「だろ☆」

「その開催日が今週の土曜なのよ。もしよかったら3人で行かないかって」

「なるほど…」

「どうせ暇だろ?(笑)」

「うぜえなお前(笑)でもまあ暇だな」

「よし、じゃあ行こう!決定なーはい決定なー!」

「「(…うぜえ)」」

ともかく。

3人は土曜の朝6時に駅前から出るという無料の送迎バスに乗ることにした。

「あの駅は千種の家からだと遠いけど大丈夫か?」

「問題ない…かな?」

「まあそれはなんとかなさい」

「あれえ藍羅さん、何か辛辣!」

「…頑張って間に合わせなさいよ」

「はーいwww」

「(…うぜえ)じゃあ2人とも、土曜の朝6時にあの駅ね」

「「おーす」」

こうして3人は夏フェスに参加することになった。

この千種の当てた3人分の招待券が新たな音楽の道を開拓することになる…