テーマ: 身近だったから普及したのかもしれないってハナシ
先日から鳥取へ吉方位旅行に来ております。
ふらっと立ち寄った百貨店の5階の一角に
『トルココーヒー占い』の文字が。
「占い」を象意にもつ九紫火星が乗っかってる
北西に来ているので、
これはこれは！と思い受けてみました。
入ると「まずはこちらを」
と一杯のコーヒーが差し出されました。
「粉を飲まない様にゆっくり飲んでください」
とのことで、コーヒーを頂きながら
「そもそもトルココーヒーって何やねん！」
というとこから懇切丁寧に説明して頂きました。
どうやって占うのかとか、
どうなってたらどうだとかそう言うことも
めちゃくちゃ細かく教えてくださる先生。
お話を伺うと元々6年ほどトルコにおられて、
その時に現地でトルココーヒー占いを
現地住民の方から学んだそうです。
トルココーヒーってそもそもなんなんだ、
平たく説明すると
フィルターで漉さずにコーヒーの粉を沈澱させ
上澄だけを啜る
「コーヒーの飲み方」といったところでしょうか。
豆がトルコ産と言う訳ではなく
（先生曰く緯度が高くトルコでは栽培できない為、
豆自体はトルコの人々も輸入のものを嗜んでいるそうです。
他にもトルココーヒーにまつわる溢れ話を
沢山聴かせて頂きました◎）
さて、その様にして嗜むトルココーヒーだからこそ
飲み終わった後にはカップの底に
粉が溜まりますよね。
その粉を使って占うのが
『トルココーヒー占い』なんですって。
コーヒーを飲み終えると先生は徐に
チェイサーをコーヒーカップの上に被せて
コーヒーカップをひっくり返します。
沈澱したコーヒーの粉がカップに沿って
どのような模様を描くのか、
皿にどんな模様を描くのか、
それを待つ間にも先生の面白い経歴を伺います。
その先生は元々日本語教師として
1999年にトルコを訪れた様なのですが、
そこからイラク戦争や9.11があったくらいの
一番中東がスリリングだった時代を
中東で過ごしていたそうです。
（中東ではないにせよ、イスラーム圏ではあるエリアに
おられたということで、
個人的には文化的比較論的な観点で
当時の話ももっと聞きたかったです（笑））
そんなこんなでお話を伺っているうちに、
また先生は徐にカップを開きました。
そして現れた模様がこちら。
詳細な内容は割愛しますが、
どうやらワタシは
「生まれたての赤ちゃん」らしいです。
（色々省いて要約すると“単純”らしい。）
そしてほんまかどうかは分かりませんが、
半年に1回、300人に1人、
出るか出ないの相だったそう
なのでとりあえず
「え！ラッキーやん！
先生おめでとう御座います！」
って言っておきました。
先生、苦笑い🤣
（コーヒーだけに苦かったってね！？w）
占い的な話も伺いつつ、
トルココーヒー占いが何で流行ったのか
という話を聴かせて頂いたのですが
それは「日常」に在ったからではないか
ということをおっしゃっていました。
トルコの人々の中では
コーヒーを飲むことが日常で
なんなら1日に何杯もよく飲む文化があったこと。
漉さずに飲むというコーヒーの飲み方が一般的で、
その飲み方が故に、ホッと一息つくその時に
自分の運気を占った。
今の心模様はどうなのだろうかと。
日本で小さな子どもが
「明日天気になぁれ」と
靴を飛ばして明日の天気を占う様に
何気ない日常の中に占いがあった。
そう、「生活の中」に占いがあったんです。
身近で密接だったからこそ
ある種の習慣になり
それが受け継がれてきたのではないか、と。
色んな流派が確立されている、
メジャーな占術も
地域によれば身近で密接なんだと思います。
でもマイナーな占いにも
それを使ってきた人々がいて、
その土地その時代では解釈も様々だっただろうし、
一体どんな時に何を占ったんだろうと
考えると大変興味をそそられます。
土着のマニアックな占いというと、
なんか語弊があるかもしれませんが
ある種シャーマニズム的なというか
土地と人々に根ざされた占いに触れていけたら
その先には一体どんな学びと発見という
景色が広がっているのだろうかと胸が高鳴ります。
日本ではあまりメジャーじゃない占術も
貪欲に学んでいきたいなぁ…と
今回のトルココーヒー占いを経験して
強く思いました！！
とりあえず
やりたい様にやったらええ！
って言って頂けたので
トルココーヒーの先生お墨付きの元
バリバリ占いに狂っていきたいと思います！
ちなみに先生は元々島根県松江市の方だそうで、
基本的には松江でサムライしてはる様です。
島根・鳥取地方行かはる方おられましたら、
トルココーヒー占い体験してみてください◎
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