先日、ある中小企業の社長と面談しました。

自動車関係の一次請けの小規模な会社。

愛社精神って言葉は、死後になって今は、
私もそうですが転職も当たり前の社会。

そんな中、その社長は親会社の社員に対しても、厳しい。
打合せで次期車の話になり、その社員は
この顔じゃ売れないですよね〜と。

その社長は、その社員に対して、
そんな思いで仕事をしているのか!
そんな車の部品を自分は作ってるのかと
怒ると言うか叱り、
その上司にも進言されさそうです。

下請けとして、
そこまでの熱料はある意味すごい。
仕事以外にも理不尽な事は正面からぶつかる人です。

ただ、今の時代、感情的に怒るのではなく
相手の事を思って、叱ったのだと言っても、
本人や周りの人の受け取り方は様々ですし、
悪く捉えかねない行為にも捉えられます。

結局、自社の製品に誇りを持ち
親会社の社員について喝を入れたとしても、
仕事が打ち切られたら自分の社員は守れない。

それだけでなく、
言われた相手は心を入れ替えるのだろうか。
更に、
上司から叱られ飛ばれたり
辞めたりなんてことはないだろうか。

その社員の意識が低いからと言って
その社員のその後の事はどうなるのだろうか。


私は、これまでの記事にも書きましたが、

私の仕事に対する信念は、
作業環境を良くし、作業者、経営者(管理者)共に働きやすい職場を作りたい
と言うことです。

ヒトとヒトが関わり共に働く中では、
飴と鞭は必要ですが、
鞭の使い方も私は愛情を持ってとしても
相手を尊重し言葉ややり方に
細心の注意を払い
いかに相手に気付かせるかということを
大事に思います。

それは部下や同僚だけでなく
時に上司や他社の方と関わる中でも、
そんなスタンスを忘れないようにしています。

でも、私は厳しく叱ることが苦手で、
ゆるいと言われます。

ただ、安全面や重大な不具合に繋がらない限り、
強制したり、叱って相手の心を乱すことは
ないようには気をつけています。

今回の社長との面談は私の中で、
とても貴重な経験をさせて頂きました。

まだまだ、学ぶべき事はたくさんありますね。