自律神経を整える為には

「脳」の働きを適切に

コントロールする必要があります

 

それは自律神経の司令塔が

「脳」に存在するためです

 

「脳」は身体全体の働きを管理し

情報伝達を行っています

 

脳内の情報伝達を行う神経は

「ノルアドレナリン」

「ドーパミン」

そしてこれらを調節する

「セロトニン」

の主に3つあります

 

これらは相互に関係しています

 

①ノルアドレナリン

 

生命を危機に陥れるような

刺激に反応し

脳内に情報を伝達する

 

そして

血圧を上げるなど

体を興奮させるような反応を

引き起こし

危険な刺激に対応します

 

例:

夜寝ている時にいきなり起こされると

ノルアドレナリンが活発に働き

体が覚醒する

 

身体に重要な役割である一方

過剰になると

身体の緊張状態は持続する

 

つまり

ノルアドレナリンは

適度にバランスよく働く事が

大切となります

 

②ドーパミン

 

何かしらの行動により期待される

「快」「報酬」と実際に得られた

「快刺激」「報酬刺激」の差が

大きくなると興奮します

 

つまり、ドーパミンは

期待と実際の差が大きい程

活発に働き

ノルアドレナリンと同様に

脳の他の部位へ情報伝達を行い

体を興奮させます

 

ドーパミンによる興奮は

ノルアドレナリンによる反応と異なり

「喜び」「気持ちよさ」を引きこします

 

こうした事より

ドーパミンは「意欲」に関係します

 

人間は何かしらの「報酬」を期待し行動し

実際に「報酬」が得られると

更に意欲が高まり行動します

(ドーパミン神経による)

 

しかし反対に

「報酬」が得られなくなると

ストレスにより

再度「快」を得る為に同じ行動を

引き起こします

(ギャンブル依存など)

 

そのため、

ドーパミンに依存した生活には

限界があります

 

そこで

ノルアドレナリン・ドーパミンを

調節し適切な緊張を保っているのが

「セロトニン」

になります

 

「セロトニン」が存在する場所は

「呼吸」「咀嚼」など生きる上で

欠かせない運動を管理する部分があり

「セロトニン」と相互に関係しています

 

「セロトニン」は脳全体の広い領域に

影響を与えており

「運動」「感覚」「高度な思考」「感情」

などの多くの事に影響しています

 

「セロトニン」による行動の

コントロールは他の2つと異なり

体に害になる事がありません

 

同じような体を興奮させる働きがありますが

「適度な状態」を作り出しています

 

「セロトニン」は

自律神経を考える上での

キーワードになります

 

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