前回、
骨盤に対する施術の説明を
行いました
今回は
脊柱(腰椎)に対する施術の説明を
行っていきます
その前におさらいを行います
脊柱(背骨)は上から
7個の頸椎
12個の胸椎
5個の腰椎
1個の仙骨
から構成されています
腰椎は仙骨の上から始まる
5個の椎体の事を示します
腰椎の役割としては
①骨盤に伝わった力を伝える
②腹部の臓器を保護する
③下肢への神経を供給する
などが主な役割となります
私の施術はでは骨盤の施術後に
腰椎のチェックを行います
腰椎は
柔軟性が元々少ない
胸椎および骨盤に挟まれており
過剰運動により疼痛が出現する
ケースが非常に多いです
つまり、本来動けばよい範囲以上の
動きを求められてしまい、
疼痛が出現してしまう場合が非常に多いです
腰椎は前後の動きは得意ですが
捻る動きなどは苦手としています
反復して捻る動きをする
仕事がある方
スポーツ選手などは要チェックです
反対に
胸椎や骨盤は捻る動きを得意としています
しかし、様々な要因で
胸椎や骨盤の捻る動きが制限され
腰椎が変わりをする必要があり
結果として痛めてしまいます
いわゆる
スポーツ選手などに多い
分離症・すべり症は
このような状態に由来する症状です
腰椎は非常に頑張り屋という事です
腰痛は原因不明とよく言われるのは
このような周囲の関節の影響を
考慮していない事が問題と考えています
説明したように
腰椎は過剰運動が出現し
症状が出現するケースが多いため
施術は基本的にはあまり行いません
しかし、2箇所ポイントとなる場所があります
それは
胸椎との境目(腰椎の一番上)
骨盤との境目(腰椎の一番下)
です
ここではトラブルが多く
施術するポイントになります
腰椎からの神経は
①腹部の内臓
②下肢の筋肉
へ指令を送っています
そのため、
①腹部内臓の不調
②下肢の筋肉のトラブル
などは代表的な症状となります
また、腰椎のストレッチなどは
非常に注意が必要です
特に多いのが
胸椎や骨盤・股関節をストレッチしている
つもりが腰椎に負担を掛けている場合が
非常に多いです
ストレッチ等は
目的・場所を意識して行うように
注意して下さい
繰り返しになりますが
・腰椎自体は過剰運動が起こりやすい
・胸椎や骨盤に硬さがある場合が多い
ため、施術は限局的ですが
・腹部内臓器の不調
・下肢の筋肉の不調
などの症状ではチェックが必要です
そのような症状のある方は
専門家に相談してみて下さい
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