今日は実際に

治療のイメージをして頂く為に

許可を頂いた患者様の紹介を

していきたいと思います

 

50代女性

主訴:

「何十年も前から肩こりが酷くて

辛い時は吐き気もするんです」

 

エピソード:

20代後半より肩こり出現(右側)

→整体に通う

→施術後は楽も2・3日で再発

 

仕事も落ち着き

1年前より整形外科受診

 

「姿勢が悪い事が問題」

と説明され、リハビリ開始

 

肩周りのストレッチ

体幹トレーニングを指導され

頑張るも症状に変化なし

 

知人の紹介により当院受診

 

「ずっと付き合っていくしかないですよね?」

 

・・・

 

検査開始

 

①姿勢チェック

・猫背傾向あり

特に右肩下がりが著明

 

②背骨から骨盤の検査

首周りは良好

胸周りに著明な硬さ確認

(胸椎レベル)

→肝臓と関連領域

 

③内臓チェック

肝臓に著明は硬さあり

 

私「肝臓悪いとか言われた事あります?」

 

患「検査結果は異状ないんですが、

毎晩飲まないと眠れないんです・・・」

 

治療開始

①背骨を用いた治療

 

→背骨の柔軟性改善も

  症状に変化なし

 

②肝臓への直接治療

  →症状に著明な変化あり

 

アドバイスおよびセルフケア指導

 

1ヵ月経過

 

「先生に教えてもらったようにしてて

この1ヵ月症状もなく、アルコールも

なしで眠れます」

 

考察:

 

緑色で示した部分が肝臓になります

 

肝臓は周囲の筋膜を介して

右の肩周りと連結しています

 

慢性的なストレスや飲酒により

肝臓疲労が起こり

筋膜を介して右頸部のはりを

呈しておられたと考えます

 

今後に関しては

ストレスコントロール

食事指導

運動指導を行い

自己管理を促していきたいと思います

 

いくら施術をしても

これらが改善しない限り

再発する可能性は高いです

 

しかし、症状に変化が出る事を

実感して頂けたのは大きな

一歩だと思います

 

症状が長引いている場合は

内臓の不調の影響を考慮する必要が

あると思います

 

また、内臓の不調は自律神経を介し

症状を複雑化させます

 

シンプルな治療を心がけていきたいと

思います

 

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