「脳はバカ、腸はかしこい・・・」


管理栄養士コーゲヨーコの                「バランス喰楽部」-1



ラジオでこの本の著者である
免疫学が専門で、東京医科歯科大学・名誉教授の
藤田紘一郎先生のインタビューを

聴きました。


私、激しく同意!!!(笑)


バカな脳は自分だけが満足すればいいので、
甘いものや煙草やアルコールがやめられず、
そのたびに身体(腸)は悲鳴をあげています。
人間をコントロールしているはずの脳は、
じつはダマされやすい、偏見まみれの自惚れ屋でした。

悠久の生物の歴史では、
40億年前にまず腸ができ、
そのずっとあと5億年前にようやく脳が誕生。
生物と腸とのつきあいは長いものの、
脳とのつきあいはまだ短く、それゆえ生物は脳をう
まく使いこなせていない。
「腸内環境を整えることで
ドーパミンやセロトニンなどが脳に運ばれ、
良好な精神状態が作られる」

そうです。

ラジオを聴いていると、
この本を5名様にプレゼントといっていましたが、
仕事から帰って応募しようと思ったら、
もう締め切られて5名様も決まっていました。
…残念。

本のレビューは⇒コチラ


肥満・うつ・糖尿病・アルツハイマー・摂食障害なども
脳が暴走するからかも・・・。
暴飲暴食におぼれ、
ストレスフルな生活をおこし、
身体に悪い影響を与えているのかもしれませんね。

皆さんも経験があるはず。

例えば
甘いお菓子やケーキを目の前にして、
「食べたい」と思いませんか?

しかもみんなが食べてて
「美味しい~幸せ~」なんていっていたとしたら。

そのとき腸はどうでしょうか?

お腹は空いてなくても
「スイーツは別腹」
っていったりしてます。

言っているのは、
腸ではなくではないでしょうか?

しかも「チョコレート1口だけ・・・」
です。
1個食べたが最後、
脳は「もっと食べたい」と必ずいってきます。

「もっと~もっと~」

満足しません。

脳の栄養は「ブドウ糖」です。
満足するためには「糖」が必要。

「疲れたときに甘いもの」

よくいいますが、
甘いものを食べると血糖値がグ~ンと
上がって血液中の糖を増やします。
すると
膵臓から大量のインスリンが出て
血液中の等を一気に減らします。
すると、血液中の糖が少なくなるので、
脳が飢餓状態になります。

これが、
過食が過食を呼ぶ恐怖のメカニズム叫び
です。

「やめられないとまらない」というフレーズが
昔流行りましたが、
かっぱえびせんやポテトチップスも
油で揚げたもの。

摂食中枢が「もっと食べたい~」といって
満腹中枢は満足しません。

満腹中枢が満足するには、
「糖」が必要。
そして時間もかかります。

1袋全部食べないと脳は満足しない・・・
っていうわがままな脳の方
いませんか??

最近腸内環境を整えましょうという
「腸が大事」というCMもよくみられますが、
上記のように、脳に支配されている人ほど
毎日快便という人は少なく、
便秘や下痢に悩んでいる人や
繰り返している人も多いような気がします。

便は体からの便りですからね・・・。

腸内環境を整えられれば
脳の暴走も止められるし、
腸を意識しない食生活を送れば、
脳の暴走に操られた人生を送るようになるでしょう。

脳は別人格かもしれないですね。

体はいろんな人格で成り立っていて、
物言わない臓器などは、
縁の下の力持ちで
引っ込み思案で無口な人格なので、
本当に悪くならないと声を出さないから
脳が勝手に食べたいといって食べたものを
何にもいわずに朝も昼も夜も休まず働いて
体をこわしちゃったら最後、
再起不能になっちゃいます。

は思ったことをすぐ行動におこしちゃったりして
目立ちたがり屋なので、
それが自分自身のすべてだと
勘違いしているのかもしれませんね。

は、口には出さなくても
態度で
便秘にしたり、おなか痛くなったり、
下痢になったりと
ちゃんと毎日教えてくれています。

は、
人間にとって非常に重要な器官です。

でも安定しているわけじゃないですよね。
いいことがあればいい気分で過ごせるし,
悪いことがあれば悪い気分になってしまうので、
そのたびに、
体の他の器官まで、
巻き添えになって
悪くなってしまいます。

「病は気から」といいますが、
チームのリーダーが
それじゃあ、だめですよね。

「食べたい」って気持ちは脳だけで
体の方は「欲しくないビックリマークっていっているかもしれません。

食べる前に
「腸の気持ち」を聞いてみましょう(笑)

そんな方面から、自分を見つめなおすのも
いいかもしれませんね・・・。

この本はまだ読んでないのですが、
そんな感想をラジオを聴いて思ったことを書いてみました。

他にも
藤田紘一郎先生の著書は、

「アレルギーの9割は腸で治る」
「笑うカイチュー」
「腸内革命」


と、腸の専門家の視点から
書かれていらっしゃいます。

なので、脳より腸寄り・・・なのかもしれませんが、
私たちも脳の暴走をおさえて、
腸内環境を整えて、
腸にいい食事を心がけて、
病気をしない体を作りたいですね。

さて
ここで昨日コメントいただいた
ゆきさんの
ご質問にお答えしようと思います。

悩みがありコメントさせていただきました。
31歳で2人の子供がおり、
今5ヶ月の息子は母乳で育てています。
母乳なので甘いものや油ものを控えたりしてたのですが、
ストレスもあり過食をするようになってしまいました。
過食を止めるにはどうすればいいでしょうか?


そうですね。
私も子供を母乳で育てたのですが、
私はアトピーだったので
子どもに同じ体質になってほしくなかったので
当時は自己流でしたが、
タンパク質除去食など食事に気をつけて
離乳食をかなり遅らせて
1歳1か月まで母乳1本で育てたのですが、
子ども達はアトピーにならず
免疫力もあり、風邪などもひかない体に育ったので
なるべく母乳がでるのであれば、
母乳をあげてほしいですね。

でも母乳は、食事によって味が変わります。
脂っこいものや甘いものを食べた後の母乳は、
赤ちゃんが嫌がったりします。
(実際に授乳期、自分の母乳を
なめてみて味が違うのを実感。)

赤ちゃんが母乳を嫌がるときには、
そうなのかな~って思います。

相談者のゆきさんも、
甘いものや油ものをひかえていらっしゃるということで、
自覚があって素晴らしいと思います。

問題は、ストレスと過食ですね。

過食は、
意志が弱いから過食に走る・・・とか
我慢ができないから過食する・・・と
思う方もあるようですが、誤解です。

1番多いのは、
仕事や育児のストレスがきっかけ
というのが多いそうです。

それが習慣化されると
意志が強い人でも抑えられなくなるので、
おさまらなくて、
「私ってなんでこんなに意志が弱いの?」
悩む人も多いみたいです。

でもそうじゃなく、
過食のしくみを知って
原因を考えて、治すしかないですね。

上記にも書きましたが、
過食を抑えるには、
まずインスリンの分泌をおさえなくては
なりませんので、

1度にたくさん食べないようにする。

ということです。

とくに原因であろう、
育児について(仕事もそうですが)
食事のとり方が大事になってきます。

忙しくて食事を摂る時間がない

という方多いです。

忙しいから朝食・昼食を抜いて
お菓子を食べたり、
夕食で多量に食べ過ぎたりする可能性が
高くなり、
食べると血糖値がぐんと上がって
インスリンが出て血糖値を急激に下げる・・・
そうすると脳は糖を欲しがって、
「もっと~もっと~」となり、
過食が暴走するのです。

1日3食きちんと食べる

事が大事です。

そして、ここで注意。
忙しい人は、必ずといっていいほど

早食いである

ので、早食いせずに、

ゆっくり食べる

事が大事です。
そして

よく噛んで食べる

1日3食、時間がなくてちゃんと摂れない
というのであれば、
間で小さなおにぎりでも口に入れて
よく噛んで食べるといいでしょう。

うちの長女は、
よく食べるのに太りにくい体質なのですが、
やはり見ていて、

ゆっくりよく噛んでご飯を食べてます。

和食が好きで、
昔から最初に野菜から食べて
一番最後に玄米ご飯を食べていました。
玄米ご飯が好きで、
今でも玄米をたまに送ってやります。
体温も高いので基礎代謝が高く、
食べてもすぐに消化しているそうです。
(消化しているときは体の中が熱くなるそうです。)


おやつも洋菓子より和菓子が好きでした。
なので、小さいころはスナック菓子など
特に食べていませんでした。

(夫男の子は良く食べていたので大人の食べ物だと
思ったのかも・・・)

話はそれましたが、
ここまで書いたことをきちんと守れば、
過食
は、抑えられると思います。

だけどもし、ゆきさんに
過食を繰り返すことの本当の理由に

「痩せてきれいになりたい」という

強い願望があると
上記では治りにくいかもしれません。

「カロリー計算にこだわる」
「食べ物のへの執着がありすぎる」
「体重が気になり過ぎ」

そうなると、
摂食障害となり、自分でコントロールするのが
難しいです。


ちゃんとごはん食べていますか?

それが心配です。

過食をする方が、
菓子パンやケーキ類を食べないとすまない・・・という
傾向もみられます。

まずは、自己判断してみてくださいね。

芸能人の方たちが出産されて
痩せてきれいな方が多いので、

「私もそうなりたい」

と思うと思います。
気持ちはわかります。

彼女たちは、
人に見られることを職業にしています。

なので、
意識レベルが高いのです。
なんせバッシングも多い世界ですから。
ストレスも半端ないと思いますが、
それを上回る精神力と
自分を魅せたいという
意識レベル(プライドというか・・・)があると思います。

なので、私たちの普段の生活とは
違うと考えていいと思います。

私たちは私たちの生活レベルにあった
健康で幸せな生活があると思います。

ちなみに運動しなくても
日々家事など体を動かすことは多いですし、
私の持論ですが、
「掃除好きに太った人はいない」
と思ってます。

私の妹がそうなのですが、
(性格も真逆ですが)
実家へ帰っても、
どっしり座っている私の横で、
妹は座ることなく
みんなの世話を焼いたり、
気を遣ったり、片付けたりと
動き回ってます。
(妹は専業主婦)

運動しなくても、
毎日家事とか日々の生活で
(都会に住んでますし)
歩くことも多いようです。

運動していても車社会で、
お掃除嫌いの私が太りやすいのは
納得なんです…わかっているんですけどね。

(仕事中は動き回っていますが、
味見など食べてますしね。立ち仕事で
足もむくみます・・・言い訳ですね~)

ストレスは、
しっかり睡眠をとること
気分転換も大事です。

楽しいことを見つけたり、
本を読んだり、映画やドラマを見て感動したり、
散歩して外の空気を吸って
リフレッシュしたり、旅行に行ったり・・・

いろいろできることからやってみましょうね。

私も明日、ダイエットの勉強に
行ってきます。楽しみです音譜

今朝の体重:  1.8kgダウン

    体脂肪  1.2ダウン



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   ダウン ダウン ダウン    ダウン ダウン ダウン 元気がでますドキドキ

管理栄養士ヨーコさんの「バランス喰楽部」脱カロリーで正しい食事指導教えます!-栄養士

栄養士ブログ第1位。
いつもありがとうございます好 嬉しいです。