よく、

「ダイエットするには

何を信じたらいいですか?」

と質問されます。


世の中は「ダイエット」ブーム。

いろんなダイエット方法が流行り、

「あれがいい」「これがいい」とあちこちで

情報が入り、みんな振り回されています。


また、

「痩せる」=「キレイ」ということが、

とくに若い女性の常識のようになっていますよね。


痩せるためには、どうしたらいいのか?

・・・をくりかえして、食事を制限する過度な

ダイエットをして、体や心をこわしてしまう・・・

それでも、「痩せてキレイになりたい」という

願望は根強いようです。


体重・体脂肪・カロリー制限やBMIなど

ダイエットの指標は世の中にあふれています。


でも人類全ての人にあてはまる

適正体重はありません。


人はみんなそれぞれ個性があり、

同じ身長でも、

内臓の代謝機能や骨格が違います。

顔の作りも違うし、呼吸の量も違う、

筋肉量も違う、年齢も違う、

血液の量も違う、髪の毛の長さや量も・・・

育った環境や食べてきた物も違います。


なので、本当は

適正体重なんて存在しません。


身長の数値だけで、

理想体重が割り出されるなんて、

本当は非科学的なんです。


私たち日本人は、

食べ物に関してはずっと

「貧しい」生活をしてきました。


今のように食べ物がいつでもどこでも

食べられるようになったのは、

ほんの60年位前です。


だから、私たち日本人の体は、

その60年ほど前までは、

「次はいつお腹いっぱいになるか

わからないから」といって、

飢餓状態でもエネルギー源を貯蔵する

ようにできています。

食べたものがすぐ脂肪になって、

いざというときに蓄えておく・・・という体質です。


なので、

「自分の好きなものばかり食べる」

脂肪を蓄積して太る・・というのは

当たり前です。


メタボの方の食事を聞いていると、

「毎日お酒を飲んで、

好きな炭水化物を食べて、

好きな炭酸飲料を飲んでいます」で、

太らないわけがない。


昔の人の生活を考えると、わかると思います。


勉強したり、運動能力を高めたい人は、

空腹状態がいいって知っていましたか?


たとえば、私で言うと

ブログを書くときは、

朝起きて空腹状態でまず書きます。

空腹状態では、

集中力や判断力が冴えるのです。


ごはんを食べて

満腹状態では、眠くなり

集中力も判断力も落ちてきます。

たとえば勉強も

夜食を食べるとおなかがいっぱいに

なって眠くなります。


運動もそうです。

満腹の状態では、動作や皮膚感覚も

鈍ります。

ボクシングの減量も、

減量によって精神的にも肉体的にも

選手の能力をアップさせて、

選手がより強くなるそうです。

やりすぎは危険ですが、

ハングリーな状態では、

研ぎ澄まされた感覚とシャープな活動が

できるようです。

ハンターですね。お腹を空かせたライオンです。


逆に、好きな食べ物を食べて

満腹状態になったら、

「幸せ感ドキドキになります。


そんな私たち日本人の体質を

うまく利用して、

現代社会を生きていかなければ

いけません。


適切な判断力や機敏な動きを備えて、

満腹時に得られる「幸福感」。

このバランスが崩れると

病気になります。


いつもおいしいものばかり食べていると

「生活習慣病」になります。

かといって、ダイエットといって、

肉もお酒も砂糖も全部ダメといって

ハードなダイエットをすると、

世の中の全ての食べ物が

「悪いもの」と感じるようになり、

社会性を失ってしまいます。


そうなると、会食や飲み会や旅行も行けなくなり、

人との交際ができなくなります。

食べることが罪悪感になります。


では、どうすればいいのでしょうか。

そもそも「ダイエット」は

「無理」をしないことです。

「ダイエット」で目標をどこにもっていくかも

大事です。

毎日の生活に支障をきたさないこと。

自分が「不快」を感じないこと。

「楽しい」と感じられること。


よく、

「毎日腹筋をしなくてはならない」と

「~しなければならない」

自分のハードルを

上げ過ぎて失敗する人は多いです。

それが「楽しい音譜と感じる人は、続きます。

女性でも意外と体を維持している人に

日常の主婦業、お掃除したり、歩いて買い物に

行ったり、こまめに洗濯したりと始終動いて

それが好きという人は、太らないようです。


もちろん、睡眠も大切なので、

「体を休める」ことも必要です。


そうすると

「今日はさっぱりしたものが食べたいなあ」

とか

「今日はガッツリしたものが食べたいな」という

「欲望」の体の「声」も聞けるはずです。


食べたくないものばかり食べて

キツイ運動ばかりするとそんな声も聞こえず

体の不調もわからなくなります。


逆に毎日食べたいものばかり食べていると

何がおいしいのかわからなくなったり、

体に負担をかけたり、集中力がなくなったり、

体力が落ちたり、免疫力が弱り、

病気になりやすくなります。


「マクロビ」「スローフード」「アーユルヴェーダ」

「薬膳」など最近いろいろあります。

「どれを信じたらいいの」とわからないという人も

いますが、

私はいろいろ試してみて自分にあったものを

取り入れていくようにしています。

「いいとこどり」です。


私は昔より10kg以上体重が増えているのですが、

そのころよりも体力もあるし、病気もしないし、

元気です。

健康診断でも問題はありません。

若い人から見ると、

「ちょっと痩せた方がいいのでは」と思うかも

しれませんが、あとは好きな運動を

続けて体を引き締めようと思っています。


見た目の美しさよりも

身体能力を上げて、社会性を保つためにも、

日々の生活で毎日食べるものは

日本の風土に適した

「生きるための食事」をし、

たまには、自分の食べたい

「心を満たす食事」をして、

「ああ、おいしかった。幸せ~」という

心の栄養も、

ストレスの多い現代社会には必要だと

私は思っています。


毎日は、困りますけどね・・・。

「あれはダメ、コレはダメ」も

ストレスになりますし。

そのあたりのコントロールが、

むつかしいところです。


ちなみに私昨日は、

足のかかとに靴ずれができて、

足が痛くなったので、ウォーキングを

途中で引き上げました。

歩きかったのに、残念です。

早く治るかなあ。

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