管理栄養士&フードコーディネーター&野菜ソムリエの
コーゲヨーコです。
平野さん、
ダイエット成功しました
気になるダイエッター平野氏→コチラ
平野氏
身長178cm、
体重118kg →107.5kg(-10.5kg)
ウエスト123.5cm→117cm(-6.5cm)
ヒップ119cm→116cm(-3cm)
体脂肪45.6%→35.6%(-10%)
クリスマスまで、-10kg減量(40日間)
というこの企画、
最初私は、ちゃんとしたトレイナーの元、
運動療法をしながらのバランスの取れた食事と
(しかも食事は献立どおり誰かが作る)と思っていたので、
運動も食事も(自炊)本人任せというこの企画、
絶対ムリだと思っていました。
また、平野氏のことは、この写真でしか知らず、
彼の体のデーターも上記のみ、
彼の身体活動や運動量・生活活動・体力、
そして健康度
全くわからず、彼との距離も1000キロ、
不安でいっぱいのスタートでした。
今回の結果は、見かけだけではなく、
彼自身の自覚的変化もあったと思いますし、
(自覚的変化については下記に書きますね)
多分健診をしても、3つの危険因子といわれる
「血糖」「脂質(中性脂肪やコレステロール値)」
「血圧」などにも
よい結果が出ていると考えられます。
だから、平野さんには今回の減量はココで終わりではなく、ずっと継続していかれるとよいと思います。
「ダイエット」は本当は「期間」ではなく、
一生健康でいられるためにずっと
続けていくということ。
ですから、彼の場合
太る原因が不規則な時間の食事、
深夜にラーメンを食べたりすること・・・
まず↑それだけは絶対にやめて、
大好きなラーメンやカレーライスなどの
炭水化物メニューも
「お昼」に週に1~2回程度に抑えていただくと
いいと思います。
また、体脂肪が10%も減りましたよね。
女性では考えられないです。
平野さん、継続した運動を入れるともっと
「痩せやすい体」になると思いますよ。
今回、彼の気持ち(つぶやき)がわかる
唯一の方法が
「ツイッター」でした。
私自身今回同行して「ツイッター」を始めましたが、
ちょっと苦手で、未だによくわかりませんが、
ソコからつぶやく彼の本音でこのダイエットの成功の秘密が見えてきました。
最初、彼は私の献立を始める前(12/9以前)に
「料理を作るのが大変だ」というストレスや
食事というより「カステラ」などのお菓子で
お昼を済ますこともありました。
しかし、最後のほうのつぶやきでは、
「料理が美味しかった」「野菜がおいしい」
「スープが美味しい」など自分で作った料理を
誉めながら楽しんで食生活を送っていることがわかります。
そして最後には私に対しての
お礼までいただきました。
とても嬉しかったですよ~。
これが成功の考え方↑「ダイエット脳」です。
私は、いろいろな人のダイエットにかかわってきましたが、
ダイエットに成功する人しない人は、
途中経過の様子でわかります。
まず、成功する人は、
「素直な人」です。
あれこれうんちくを並べたり、余計な知識を持つのではなく、
こちらの言うことを素直に聞く人です。
平野さんの場合、
途中なんども自分の欲求に負けて、
大好きなラーメンやカレーに走ったりしましたが、
ちゃんと「報告」がありました。
悪いとわかってて、素直に食べましたというのは、
なかなかできないものです。
わたしも「まったく・・・」と思いながら、
彼の素直さには、救われました。
ダイエットに失敗する人の中には、
自分をよく見せようと「嘘」をつく方もいるのです。
昨日コメントで「ももちゃんぽこぽこさん」から、
いい質問がありました。
そう、今回の献立は実際作った方にはわかるのですが、
1回の献立を抜粋するのではなく、
17日間の継続した流れがあります。
その中には、冷蔵庫の残り物を想像したものや、
本人の意思に任せるようなちょっとした私の愛情や
作戦が詰まっています。
「食べる順番」もその1つですが、
平野さんも「ツイッター」で、この
「食べる順番の意味がやっとわかった!」
とつぶやいてくださり、
最後にはこの献立の私の愛情が伝わったような
つぶやきがみられます。
平野さんが私の献立を自分で作られたおかげです。
ダイエットに成功する人からは、
何かしらのアクションや変化、
そして「報告」などがみられます。
例えば「散歩してたら犬を散歩しているキレイなお姉さんに出会い、あいさつするようになった」も意欲的な嬉しい変化ですし、
「発泡酒からビールに切り替えた。
でも毎日から、週1回に替えた」とか
「鶏肉の脂をとったり、天ぷらの衣をはずして食べている」などの
自発的な変化があります。
逆にダイエットに失敗する人は、
「~しなくてはならない」とか
会話の最初に「絶対」ということばがついたりして、
自分にスゴいストレスをかけている人が多いです。
こういうタイプは一度体重が落ちてもリバウンド、
また、ダイエット食品に頼ったり、繰り返すのもこういうタイプの人が多いです。
もっと素直に自分と向き合って、
自然に楽に楽しく過ごすことが、
ダイエットには大切なことです。
また、平野さんは今回いい「きっかけ」でしたね。
「きっかけ」も大事なスタートです。
このように公表してダイエットするのは、
とてもプレッシャーだったと思いますが、
周りのスタッフさんの応援や支援も感じました。
野菜の常備品「和風ピクルス」もスタッフの方が作ってくださったとか・・・。
平野さんのストレスにならない程度に、背中を押してくださってた温かい雰囲気が1000キロ離れた私にも伝わってきましたよ~。
また、ブログでも妙な一体感を感じました。
嬉しかったです。
何より映画「フードインク」を
皆さんにみていただきたいので、
今回私も頑張りました。
予告はコチラをクリックしてください。
1月22日公開だそうです!
食とは何か・・・また「食」と「経済」はつながっていることがよくわかる映画です。
「食と経済」についてはまた別のブログで書きますね。深いです。
最後に、上記で少し延べた「自覚的変化」については、体重などの外見の変化ではなく、
体が軽くなった・食事がおいしくなった・
疲れにくくなった・ストレスが軽くなった・
よく眠れるようになった・便秘がよくなった・
胃の調子が良くなった・風邪をひきにくくなった・
息切れしなくなった・腰痛がよくなった・
肩こりがよくなった・足の痛みがなくなった・
働く意欲がわいた・
食事のバランスに気をつけるようになった・
運動を心がけるようになった・歩く歩数を増やした・
腰が軽くなった・・・などです。
これは、こちらからいうのではなく、
本人が自分で感じることです。
コレを感じるのが大事です。
最近、ムリなダイエットで精神的に躁鬱を繰り返したり、過食や拒食を繰り返す女性が多いですが、
それは、自分にムリがあるということです。
ダイエットは一生つづけていくものです。
無理のないストレスフリーな毎日と
美味しい食事が、基本です。
参考にしていただくと嬉しいです。