管理栄養士&フードコーディネーター&ジュニア野菜ソムリエの

コーゲヨーコです。


昨日に続き、オバマ大統領夫人の

素晴らしさを書いていきますね。

皆さんに知っていただきたいので、

ぜひ読んでくださいね!


ミシェル・オバマ夫人、46歳

どうでもいいけど、私より1つ年上、

それから、がっちりした?体格は親近感音譜

でも元弁護士&高学歴は、

まったく太刀打ちできません。



今年の2月

オバマ大統領夫人の呼びかけで

子供の肥満解消を目指す

「レッツ・ムーブ」運動が始まりました。



今アメリカは、子供の3分の1が肥満

32%にあたる2500万人

肥満または太り気味だそうです。

肥満の影響で、今の子供達はアメリカ史上初めて、

親の世代より寿命が短くなる恐れがあるといいます。



「数十年にわたり、肥満は深刻な問題であると

認識されてきました。

でも、効果的な対策がとられませんでした。」


オバマ夫人は、「レッツムーブ」の記者会見で

そう話し、子供達の肥満問題は

この世代で終わらせる決意だと話しました。


また、オバマ夫人は

自分のシカゴ時代のことを例に出し、


「弁護士の仕事を持つ母親として、

会議とサッカーやバレー教室と

駆け回った日の夜には、

簡単で安いファーストフードのドライブスルーや、

電子レンジで温めるだけの

栄養バランスのとれていない

食事を子供達に出していた」


自分がそうだったことを告白し、多くのアメリカ人が、

栄養バランスのとれた食事は知っているけれど、

新鮮な野菜や魚などを買うための支出と、

素材を調理する手間と時間を考えたら、

数百円で手に入れることができる

完成したファーストフードの

魅力が大きいと感じてしまう・・・

それを実感してとてもよく理解しているということを

きちんと発言されています。


オバマ大統領は、この危機的状況を打開すべく

「レッツ・ムーブ」プロジェクトで、今後10年に渡り、

毎年10億ドル(約900億円)の予算を拠出して、

肥満問題の解決にあたるということです。



アメリカでは、日本以上に

テレビのCMでもドライブ中にも

ハンバーガーチェーン・ピザチェーン・タコスチェーンなど

さまざまなファーストフードの広告が目に飛び込んできます。

ファーストフードが確実に生活の一部になっています。


今回のプロジェクト年間900億円の予算は巨額です。

今日本では仕分け事業していますから、

ありえない金額です。


でも、今のアメリカ人は、

「安い・早い・うまい」のファーストフードから、

「面倒くさいし、時間はかかるけど、健康的な食生活をしよう」

ということを定着させるのは、

かなり困難です。どう、その予算が生かされるのか、

私はずっと気になっていました。


オバマ大統領夫人の素晴らしさは、ココからです。

肥満に起因する医療費は、年間1470億ドル

(13兆2300万円)に上るそうです。


オバマ大統領夫人の呼びかけのもと、

政府や自治体、企業、教師、医師、看護師、

両親らが連携し、

それぞれができる範囲で肥満対策を進め、

食品・飲料業界は、

栄養成分表を誰でもわかりやすいものに改善する、

小児科医は、子供の検診の際に、

体格指数(BMI)を記入する・・・

というところから始まりました。



アメリカ疾病予防管理センターによると、

アメリカでは、成人の68%体重過多で、

その半数が、BMIが30以上の肥満だそうです。

子供の3分の1が肥満になっているということから、

2015年には国民の41%が肥満になる

計算だといいます。


オバマ大統領夫人は、

3月に食品製造業協会の会合に出席し、

子供達に健康的な食品を提供するよう強く呼びかけました。



コカコーラやジャネラルミルズ、

クラフトフーズなどの大手メーカーの幹部の前で、


「小手先の事ではなくて、子供達のために、

商品や情報、そしてマーケティングまで

考えて欲しいのです!!と語り、

食品メーカーに抜本的な変化姿勢を求めたそうです。

かっこい~。



さらに、オバマ大統領夫人は、


「私達は新しくてステキなスーパーマーケットを

作ることは可能ですが、

今私達が必要としているのは、

手ごろな価格で、健康的な食品を提供できる

スーパーマーケットなんです!」


とおっしゃって、食品業界に大きな役割があると

主張したそうです。

そしてキャンベル社昨年

塩分を抑えたスープを開発をしたことを評価して、

今後はさらに踏み込んだ行動をとってもらい、

小手先のまやかしをつかわないようにという

注意をしたといいます。

素晴らしい~。


アメリカの肥満は、どうやら地方の貧困な地方に

かなりの肥満傾向があるらしいです。

健康な食生活に関しての情報が

いきわたっていないそうです。


もちろん、テレビでは

ファーストフードや飲料のCMは流れていて、

お父さんの体重が170kg、お母さん110kg、

子供(11歳)70kg、は結構一般的らしいです。

高カロリーのマウンテンデューを1日ガブガブ飲んで、

母親は朝から900kcalもあるシリアルをたいらげるそうです。

なのに、娘の体重に悲観しているといいます。


これまで、食品メーカーは、

売り上げが落ち込むことを気にして、

積極的に情報発信をしていませんでした。



オバマ大統領夫人の食品メーカーへの

呼びかけから一ヵ月後、

世界第2位の食品・飲料会社であるペプシコは、

2012年までに、砂糖が入った炭酸飲料は

校内販売から撤退すると発表しました。


それに続き、世界第3位の食品・飲料会社で、

「オレオクッキー」などを販売するクラフトフーズ社も、

今後2年で約1000アイテムの食品に含まれる塩分を

平均で10%削除すると発表しています。

この会社は、2008年にも食品に

5~30%の塩分制限をおこなっており、

さらに高い目標を掲げたことになるそうです。


そして、大手食品メーカーのゼネラルミルズ社も

シリアルやスープなど600アイテムに及ぶ塩分を

20%削減すると発表しました。


米国飲料協会(ABA)も、

校内で販売される飲料のカロリーを88%削減する

広告を全米に報じているそうです。


オバマ大統領夫人の、

児童肥満を減らすため、

食品メーカーと協力し、栄養価の高い食品の提供、

運動の奨励、

フードデザート地区へのスーパー誘致などの戦略は、

多大な影響力があることは、間違いないようです。


日本ではありえるでしょうか?

絶対足を引っ張る人がいるに違いないです。

総理大臣だって、発言力がないんですから。

出る杭は打たれますから!


オバマ大統領夫人の人気はスゴイようです。

歴代の大統領夫人の中ではトップ、

人気ナンバーワンで、最強の影響力があるようです。


共同通信の世論調査によると、

支持率は71%。

(ご主人68%より高い)

「大衆を説得できる傑出した公的地位」

と呼ばれているとか。

したがって、彼女が動けば、業界も動かざるを得ないようです。


しかも、社会問題になっている児童肥満問題ですから、

食品メーカーが何もしなければ、

社会的責任を果たしていない

厳しく追求されます。


次は、フードデザート地区への

スーパーマーケット誘致の課題も

どうなることか楽しみです。


しかし!

オバマ大統領夫人はコレだけではありません。

また書きますが、その前に

明日はその前に

ビックリするアメリカの給食と戦う

イケメンシェフのお話を書きますね。


合格最後まで 読んでくださってありがとうございました。
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