管理栄養士&フードコーディネーター&ジュニア野菜ソムリエの
コーゲヨーコです。
昨日お話した
最新の研究で発表されているビタミンとミネラルの
相互作用についてです。
出典は、Scientific rationalization for Alfavit vitamin-mineral complexes
最近は、ネットで翻訳してくれるので、
英語のできない私にとっては、うれしいかぎりです。
最新の情報を知ることができます。
ちなみに、糖尿病の方のビタミン&ミネラルについても書いてあります。
ご参考に。
「ALFAVITシリーズ」→「ALFAVIT糖尿病」
さて、本題です。
今回は、
「効果を妨げる組み合わせ」についてです。
つまり、相性が悪い組み合わせということになります。
昨日のブログの最後にちょこっと書きましたが、
例えば、
健康診断で、「貧血気味」といわれて
「鉄」のサプリメントを飲みます。
そして、骨粗しょう症も心配だから
「牛乳」も飲む。
・・・これは間違いです。
これでは、鉄分もカルシウムも効果がありません。
という話。
詳しくお話しますと、
カルシウムとマグネシウムを
2対1で摂りましょう。
というのを聞いたことがありますか?
このバランスで吸収されますから、
たくさんカルシウムだけを摂取しても無駄なんです。
骨密度が低いと診断されなければ、
胡麻やアーモンドを毎日食べるようにしてはどうでしょうか?
私は、両方大好きなので、毎日摂っています。
ちなみに、アーモンドはこのように袋買いしておいて、
参考のために書きますが、
昭和天皇があの激動の時代を長生きされていた
秘訣は、
「毎日ピーナッツを5粒」
召し上がっていらっしゃったそうです。
ナッツ類には、
ビタミンやミネラル・食物繊維が豊富です。
アーモンドは、
ビタミンEの抗酸化力やオレイン酸が豊富です。
若返りのビタミン・・・アンチエイジングです。
私の5つのバランスハートでは、
私にとっては、ある意味アーモンドは「サプリメント」ですね。
こんなにおいしいんだから、大歓迎です。
それから、骨粗鬆症や膝が悪いお年寄りの方に、
コンドロイチンやグルコサミン入りの
サプリメント&健康食品が出回っています。
安ければ私も言いたくありませんが、
お年寄りの弱みに付け込んで(?)
高い値段でいかにも効くようなCMが
毎日流れています。
それに刺激されて、食費を抑えてムリして購入する
お年寄りが結構いらっしゃいます。
それよりも、おすすめ食材があります。
みんなが知ってるものです。
それは、
「カマボコ」や「ちくわ」です。
カマボコやちくわには、軟骨を組織する
コンドロイチンも、グルコサミンも含まれています。
ちなみに私が住んでいる山口県には
たくさんのかまぼこメーカーがあり、
どれも特徴があっておいしいです。
わたしも、家でお酒のつまみに「板ワサ」
かまぼこにワサビ挟むの
おいしいですよね~~~。
かまぼこも、ちくわも何切れかに切って
食べるといいと思います。
魚不足の方も・・・。
錠剤で飲むより、ちゃんと魚のすり身で
作ってて、手軽でおいしくって腹持ちがして
いいと思いますよ!
話がまたそれましたが、今度こそ本題です。
「効果を妨げる組み合わせ」
「鉄」「カルシウム・マグネシウム・亜鉛」
理由は、「鉄の吸収を悪くする」
「鉄」「クロム」
理由は、「鉄の新陳代謝を悪くする」
「亜鉛」「葉酸」
理由は、「亜鉛が葉酸の輸送を妨げる」
「亜鉛」「カルシウム」「銅」
理由は、「小腸での亜鉛の吸収を妨げる」
「モリブデン」「銅」
理由は、「モリブデンの吸収を妨げる」
●鉄・・・ヘモグロビンの成分として、
全身に酸素を供給します。
肉や魚などの動物性と
海藻や緑黄色野菜・大豆などの植物性の
両方バランスよくとることが大事。
欠乏すると鉄欠乏製貧血・頭痛・食欲不振
●カルシウム・・・骨や歯を形成し、筋肉や
神経の働きを正常に保ちます。
牛乳や乳製品・小魚などに豊富
欠乏すると、骨量が減り、骨軟化症や骨粗しょう症、
骨折を起こしやすい。手足の痺れや痙攣を起こす。
●マグネシウム・・・300種類以上の
酵素の反応をサポートします。
種実・穀類・大豆・魚介など。
欠乏すると、神経の異常や心臓の血管に障害がおこります。
●亜鉛・・・細胞や組織の新生や新陳代謝に
かかせない成分です。
カキや牛肉に特に多い。米や大豆にも。
欠乏すると、成長障害や味覚異常・免疫力低下・
男性の場合は生殖機能の発達や維持ができなくなる。
●クロム・・・インスリンの働きを助けて、
糖の代謝をサポートします。
海藻や魚介類・種実やスパイス・大豆など
欠乏すると、糖尿病に。疲れやすくなったり、
体重が減少したりする。
●葉酸・・・造血や細胞の新生に不可欠な
ビタミンB群の一種
緑の葉野菜に多く含まれる(名前どおり)
レバーや肉・果物・豆・海藻類にも多く含まれています。
欠乏すると、皮膚炎や口内炎・貧血を起こします。
動脈硬化のリスクが高まります。
●銅・・・鉄の利用を促進して貧血予防や成長を助ける働き。
特に多いのは、エビやタコ・イカ、
レバーや種実・大豆・穀類にも。
欠乏すると、貧血を起こしたり、骨や皮膚・血管がもろくなります。
子供の場合は成長障害も。
●モリブデン・・・尿酸の生成をサポートする酵素の材料になります。
植物性なら大豆製品やそら豆、
動物性なら乳製品やレバーやウインナーなど
欠乏すると、貧血になりやすい。
次のブログは、
相性がいい組み合わせについてお話します。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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