アホな言い訳する彼氏に
「よう、考えたな…。
同じ趣味を持つ仲間の集まりってことでサークル活動なん?」
半笑いで聞いてみると
「そうそう!」
って、めっちゃ笑顔で頷いてるし…。
「そうか。じゃ、サークル頑張って!
私は、今から合コンやから邪魔せんといてな!」
「はぁ?何それ…お前合コンなん?」
お前が合コンしてもOKで私が合コンしたらキレるんかよ…。
「そうやで。
私も彼氏いない友達に協力せなあかんから
今から合コンやねん」
そう言ったらちょっとキレてるし…。
キレてる意味がわからん!
トモくんの友達情報によると
彼はあまりヤキモチ妬いたり、束縛したりしないタイプらしい。
だから、この状況もいつものように
愛想よく済ませるものだと思っていると
「隣りの子知り合いなん?」
隣りの子?
トモくんの視線を辿ると…
ノリオ!
「まぁ、知り合いかな…ある意味」
そう言ったのが気に入ったのか気に入らないのか
「近すぎへん?」
確かに、ノリオはやたらと近くて
「まぁ、すぐに飽きて席移動するやろ」
そう答えると
「指輪、絶対外すなよ!」
って左手思いっきり握られて
「指輪は外さへんけど…
トモくんは嵌めてないんやね」
ちょっと、含みを持った言い方で
いつもネックレスにつけてる指輪へ目をやると
「今から嵌めるし!」
って、何ギレよ…。
そう言ってわざわざネックレス外して指輪を嵌め出すトモくん。
「別にいいで…。
友達待ってるから早く戻り…」
あまりにもムキになってる彼が面白くて笑いながら言うと
「笑うな!」って怒られたし。
友達の方へ戻ろうとするトモくんに
三十路女達は作り笑顔で「バイバイ!」とか言ってると
「指輪してても浮気はできるでな…」
って、私の肩を抱き寄せて半笑いで言ったノリオ…。
お前、ノリがウザいから『ノリオ』ってあだ名を
私に付けられたこと忘れたのかよ…
空気くらい読めよ…。
ウザ男に改名してやろうか…。
そして、そのノリオの発言に
「チェッ!」
って舌打ちしたのはトモくんです。
いつまでもニヤニヤと苛立つ顔で笑っているノリオに
さすがのトモくんもイラっときたのか
「気悪くしたらごめんな…。
ちょっと近すぎへん?それに…触り過ぎやし…」
なんて、私の肩をガッチリと固めてるノリオの手を振り払いながら
めっちゃ笑顔で言ったトモくんに
「いつもこれくらいの距離感やで
あっ!知らんかった?
こいつ俺の婚約者やで!」
って、誰がお前の婚約者やねん!
私も知らんかったわ!
ウザいノリオに苛立ちMAXになったトモくんは
「ヒナタ…。
この子オモろいな…」
って顔…
全然、笑ってないけど…。
って、何このやり取り…。
小学生かよ!
どうでもいい言い合いをしているノリオとトモくんを
酒のつまみにして楽しそうにしているのは
ミソジメンバー。
これが目的だったのか…。