すっかり意気消沈。
カトウさんをGETするっていう目標を失った私は
次の日、喫煙所で項垂れてて…。
「マジで、ウケる~!」
そう言って笑ってるのはもちろんゆきちゃんです。
「まぁ、よかったんじゃない?
カトウさんオトしてもその後面白くなさそうやし…
次行こう、次!」
切り替えの早いゆきちゃんにそう言われ
そうやな…。
なんてまだ25歳だった私はそんな風に切り替えることにしてた。
そう、今思うと若いよな~。
きっと今なら、先に面白い事なくても
カトウさんをオトしてたと思う。
三十路になると貴重やん。
そんな簡単に恋なんてできんし…。
そして、クラブ遊びも卒業していた私とゆきちゃんに
そんな簡単に出会いもなく…
なんて思っていましたが、この会社…
出会いなんてゴロゴロしてたんです。
営業さんが多いのもあって、独身と既婚者が半々で
思いのほかイケてるメンズが独身者として多くて…。
そんな項垂れてる時、喫煙所にやって来たのはヤマちゃん。
事情を話すと…
大爆笑!
笑い過ぎやろ…。
そして、
「オワリにしたら?」
は~~~ぁ?
何で、オワリやねん!
「いらん…。あいつキライ…」
そう答えた私に二人とも爆笑で
「それに、オワリにはキクリンいてるやん」
そうそう、忘れてたけどキクリンという彼女が…
「もう、終わってんで!」
「ふ~ん…。それでもいらん…」
「じゃあさ、オワリがひーやんにすぐオチるか掛けようや!」
ゆきちゃん…。
あなたって人はなぜにいつもそういう
突拍子もない事を言うのですか…。
「それ、誰にメリットあるん?」
私にはない…。
「俺とゆきちゃん!」
ヤマちゃん…。
君もこんな話に乗るなよ…。
「無理無理無理無理!
あいつ、嫌いやねんって…」
「分かってるって!けど、意外にいい奴で
好きになるかもよ?」
意外にいい奴でもいらん…。
そんなどうでもいい話をしながら休憩を終え仕事へと戻りました。
けど、きっとこの時から
そう、カトウさんをふっ切った時から
私の運命はオワリへと向かっていたのです…。