太平洋を真っ赤に染めた禍々しい画像が一人歩きしているので解説します。
前置き。
私は原発事故の一刻も早い収集を願う一人です。
しかし過剰に不安を仰ぎ、自虐的になる活動家とやらの言動はいささか疑問に思います。
そんな一個人の意見です。
まず、この画像は汚染ではなく、希釈のシミュレートの一部分です。このシミュレートの結論は「北太平洋全体にほぼ均一に希釈されます」ということです。
色分けは、汚染水流出直後の福島近海を1として黄色に。そして白はほぼゼロを表します。最終的には全体的に紫色(10万分の一~100万分の一)に希釈されます。
注意すべき点は「福島近海を1として」の濃度は定義されていないことです。当然ですが、汚染水の原液ではありません。近海に広まった状態を1としています。
細かな数値を調べるのは面倒なので、ざっくり計算します。
福島近海を100km四方で深さ100mとします。すると海水量は1兆キロリットル。
そして流出した汚染水を1万キロリットルとします。
海水量は流出量の1億倍となります。
2011年4月に海洋流出した汚染水は、セシウム134、137ともに1リットルあたり18億ベクレルといわれています。
この汚染水は近海で1億分の一に希釈されます。すると1リットルあたり18ベクレル。
この18ベクレルが前述の「福島近海を1として」になります。そしてシミュレートでは最終的には「10万分の18ベクレル」に希釈されることになります。
WHOの水道水における安全基準は1ベクレル/リットル。
私は過剰に悲観する段階では無いと考えます。
私は過剰に悲観する段階では無いと考えます。
