在庫無しのため、Yahooブログ時代の過去記録です。

訪問当時の記事になりますので、

滝までのルートやその他の状況が変化していることも考えられます。

訪問される方は、最新情報をお調べ下さい。

 

寸又峡釜滝⑦

 

静岡県川根本町犬間 の峡谷です。

 

2014/03/29

 

川同行者:単焦点さん

 

ルート図です。

 

虹です。

 

 

 

 

ヒョングリの幕を透かして見える、中の流れが見えますか?

 

 

 

 

薄絹の美女です。

 

3D動画です。

 

セクシーでしょう。

 

 

撮影と昼食で1時間近くを過ごしました。

名残惜しいけど、ここで暮らすことは出来ません。

単焦点さんに証拠写真も撮影いただいて、引き返すこととします。

 

往路より休憩を増やして順調に戻ります。

大崩壊地点では、登った場所より少し上流側(本川に対して)の

ザレた谷を滑り降りました。

最後に2~3m程度の崖がありますので、

その手前で止まり樅の倒木を乗り越え、枝谷に向かってトラバースしました。

崩壊地突破地点、発電所降り口、ゲートと休憩を重ね、

徐々に文明に近付いてると感じます。

 

ゲートから荒れた林道を少し進むと、林道一面に黄色い糞が撒かれています。

思わず「なんだこれは?」と声を出して停車。

よく見るとヒキガエルです。

私の住む地域では、ゴトビキと云います。

この谷のゴトビキは黄色いです。

それが林道50m程の範囲にあふれています。

重なった幸せカップルもいたので、恋のシーズンなのでしょう。

よく、鳶などに狙われないものだ。踏みつぶさないように慎重に進みます。

「事故っても保険は出らんぞ」などとうそぶきながら・・・。

14:21 飛龍橋北詰、14:31 駐車場。

無事に帰り着きました。

1日かけて、1つの滝ってのは初めてです。

でも、それだけの値打ちがありました。

素晴らしい滝と滅多に体験できないタイプの林道歩き・・・。

荒れた傾斜のきつい林道、舗装林道は落木倒木の障害物競走、

そして林道を埋める土砂崩れと落石、危険な橋、

大崩壊地でのクライミングまがい、懸垂格好と登り返し・・・。

暖かくなれば、吸血鬼も溢れるようです。

年々荒れているのだろうと思います。

今回渡れた橋も、徐々に渡れなくなるでしょう。

発電所降り口より奥の林道は、土砂崩れと落石で、

45度斜面の危険なトラバース地帯ばかりとなるでしょう。

いっそ、樹木が繁茂してくれれば安全なのだが。

私は、もう一度行きたいとは思えません。

私の技量では、今回ぎりぎりのタイミングだったと思います。

素晴らしい滝ですが、途中の危険を考えると、お勧めできません。

少なくとも1人では入らないで下さい。

回収すら困難、そんな場所です。

そんな場所にお誘いいただいた単焦点さんありがとうございました。

存在すら知らない滝でした。

私の滝履歴に強烈な1頁を残すことが出来ました。