hip hopカルチャー | 舞空間ばくDANCE STUDIOのブログ

舞空間ばくDANCE STUDIOのブログ

葛西にダンス基地発見☆



初心者から経験者まで

子供から大人まで

たくさんの人たちが楽しめるダンススタジオです

久々にいい記事を見つけました

street界の重鎮Mr.Wigglesの記事です

全部ではないんですがやっぱいいこといってるので読んでください。

普段僕らが生徒に話してもなかなか聞いてもらえないんですがオリジネーターの言葉は重いですねウインク

 

9 – Include BREAKING in all HIP HOP CHOREO (and I mean actual Breaking on the FLOOR not just Threads, Tricks, Flips and Caperia poses)

最近良く見る「HIP HOP CHOREO」って言われているものは俺からしたら「STREET JAZZ」と言われているようなものが多いね。HIP HOPの振付と言っているのに「JAZZ」や「WAACK」や「VOGUE」のテクニックが混ざっているという事と、「HIP HOP CHOREO」って言っているのにそこにBREAKINGが全く入っていないのが気になるね。BREAKINGって大技ばかりでもないし、自分達に出来る範囲でBREAKINGも振付の中でレペゼンして欲しいね。ダンスで言う「HIP HOP」というのはBREAKINGと86、87年くらいに確立されたMOP TOPによる「HIP HOP FREESTYLE」を指すものだから、その中のファンデーションで振付すべきだと思うね。

 

10 – TEACH the History of HIP HOP Culture/Dance in all Classes. Knowledge is the 5th Element. So Teachers should always end the class with knowledge of the Culture of Hip Hop. And that includes all the basic dances of HIP HOP.
blessings…

HIP HOPは俺のホームタウンである「BRONX」が起源なんだ。今の若者の中には「HIP HOP」はRAPミュージックだ、とか、ダンスのジャンルだ、という風に認識している人も多いけど、「HIP HOP」というのは「BRONX」で育まれたカルチャーなんだ。「BREAKING」「MC(RAP)」「DJ」「GRAFFITTI」そして「KNOWLEDGE(知識)」という5要素によるカルチャーさ。この知識というのは単なる知識ではなく、この文化を通してどれだけの人の気持ちや人生を救えるかという事も含め、相手を知る、自分を知る、相手をリスペクトする、自分をリスペクトしてもらう、という事なんだ。それらを全部引っ括めて「HIP HOP」なんだ。多くの「HIP HOP」のインストラクターはダンスのテクニックしか教えていない訳だけど、ちゃんとカルチャーについてや、時代がどう流れて今に至ったのか、とかも教えられないといけないんだ。ダンスのレッスンを受けているキッズ達がギャングみたいな格好をして、ギャングみたいな身振り手振りを、何も意味を分からずにしているというこの現状はよくないよね。「先生」という立場にある人は、そういう事も含めて教えていかないと本物のHIP HOPというものからは離れていってしまうと思うね。

引用:DANCE DELIGHT:SPECIAL INTERVIEW “Mr.Wiggles”」