警視庁によると、宅配業者を装ってオートロックの入り口から2人組の男がマンション内へ。部屋の前までやってきてインターホンを押したといいます。そして、住人がドアを開けると、手に持っていた刃物のようなもので、無言で切りつけました。その後、住人は室内に逃げ込み、ベランダに出て外に向かってこう叫んだといいます。「警察を呼んでくれ」2人組は室内に入り、高級腕時計「ロレックス」1点を奪い逃走したといいます。被害を受けたのは、この部屋に住む54歳の男性。右手の薬指を切られるなど、全治2週間のけがをしました。「めざまし8」は、事件が起きた同じ時間帯にマンションのエレベーターで不審な2人組を見たという住人を取材しました。強盗事件があったマンションの住人:エレベーター一緒だったんですけど、運送業者(宅配業者)ぽい方は荷物とかを持ってて、あと(宅配業者は)ピアスをつけているのが気になった。ちょっと挙動不審でした。――どう挙動不審?防犯カメラの方をちょっと一瞬見ていた気がする。何か怖いなと…。私自身も可能性があるわけじゃないですか、宅配業者だと思って開けたら、いきなり切りつけられてと。わー怖いと思っちゃいました。取材スタッフ:強盗があった現場のマンションは、こちらの大通りに面したマンションになります。いろいろとマンションが建ち並ぶ中、なぜ、あちらのマンションに強盗が入ったのでしょうか?今もなお、逃走中だという2人組。犯人像について、犯罪ジャーナリストの多田文明氏は…犯罪ジャーナリスト 多田文明氏:在宅しているということがわかって行っている。下見をしていますよね、おそらく。闇バイトの可能性っていうのは十分にあるかなというのは思っております。財産把握をおそらくしていたのではないかと。その手口から、闇バイトによる犯行の可能性を指摘しました。犯罪ジャーナリスト 多田文明氏:置き配しても、すぐに取っちゃうと待ち伏せされたりするので、短時間のうちになるべく(強盗を)やろうとしますので、ちょっと時間を置いてから(荷物を)取るということも必要になるかもしれないですね。