スーパーカーでトラックの後ろを走り「飛び石で車が傷ついた」などと因縁をつけて運転免許証を撮影、その情報をもとに不正に入手したクレジットカードで買い物をしたなどとして、警視庁犯罪収益対策課は9月5日までに、斎藤貴聡(32)と妻の智華(33)の両容疑者=ともに職業不詳、東京都江東区豊洲=と横浜市港北区の派遣会社員・野村祐貴容疑者(30)を詐欺と窃盗の疑いで逮捕した。 4000万円以上の商品を購入・転売して利益をあげていた
斎藤容疑者ら3人は共謀して2022年12月以降、9人分計34枚のカードを同様の手口で入手。そのカードを使って計4000万円以上の商品を購入し、転売して利益をあげていたとみられ、同課で調べを進めている。 「3人はフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーで高速道路を走り、標的のトラックがサービスエリアなどに入ると停車させ、運転手に『飛び石が跳ねて車が傷ついた』などと言いがかりをつけたうえ、物損事故処理を装って自ら警察官を呼んでいた。 警官に当事者間での話し合いを促されたのをいいことに双方で運転免許証の写真を撮り合い、その情報をもとにオンラインでクレジットカードを不正入手して犯行を重ねていたとみられます。 警官を呼ぶことで事故の信ぴょう性を高め、相手を動揺させて免許証の写真を撮る悪質な犯行ですね。警察からしたら赤っ恥ですが、そもそも警視庁は『免許証などの個人情報は悪用される恐れがあるので写真は撮らせず、連絡先の交換にとどめてほしい』と呼びかけています。 詐欺で稼いだ金はスーパーカーのローンや、住居であるタワマンの家賃など生活費に充てていたとみられています」(警視庁担当記者) 斎藤夫妻が暮らしていたのは東京メトロ・ゆりかもめ豊洲駅から徒歩約5分の地上48階建、