シンドバーグ氏は友人への手紙に、南京大虐殺のショックをつづっている。

「そこら中にどれだけの血が流れているか想像もできないと思う。8月以降、私は戦争の恐怖をいやと言うほど知る機会に恵まれた。血、血、そしてさらに血だ」

Queen Margrethe in Nanjing, Apr 2011

画像提供,ALAMY

画像説明,デンマークのマルグレーテ2世は2011年に南京を訪れている。手に持っているバラはシンドバーグ氏にちなんで名付けられたもの
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シンドバーグ氏の生涯

シンドバーグ氏は10代前半で退学して海外へ行き、船でさまざまな仕事に就いていた。1931年にはフランスの外国人部隊に入隊したものの、数カ月で離れている。

中国には1934年にたどり着いた。デンマーク製のライフルの実演を行っていたが、その後、イギリスの外国特派員フィリップ・ペンブローク・スティーヴンス氏の運転手となった。スティーヴンス氏は1937年11月、旧日本軍の上海侵攻を取材中、日本の機関銃で殺された。

Sindberg in Foreign Legion uniform, 1931

画像提供,MARIANN ARP STENVIG

画像説明,シンドバーグ氏は1931年、フランスの外国人部隊に所属していた
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シンドバーグ氏は第2次世界大戦ではアメリカの商船隊に入隊していた。