12月13日、中国南京市の南京大虐殺記念館で、習近平国家主席を筆頭に共産党幹部や遺族ら約1万人が出席して、旧日本軍による南京事件について定めた「南京大虐殺犠牲者国家追悼日」の追悼式典が行われた。

94年から昨年までは地方レベルでの開催だったが、今年初めて「国家追悼日」に定められ、国家レベルに格上げされ大規模な行事となった。

習氏は演説で「歴史を顧みない態度と侵略戦争を美化する一切の言論に断固反対しなければならない」と強調。事件の犠牲者が30万人に上るとの中国側の立場も改めて述べた。