1982年8月19日愛媛県松山市マンションホステス(当時31歳)が元同僚のホステスであった福田和子(当時34歳)に殺害され[1]、福田和子とその夫がマンションから家財道具を運び去って逃亡。家財一式が奪われたうえに、女性の遺体が松山市内の山中に遺棄された強盗殺人及び死体遺棄事件である。

この事件で注目されたのが、犯人の福田和子が整形手術を受けたうえで当時の強盗殺人罪公訴時効である15年(延長を経て、現在は無期限)直前まで逮捕されず逃亡したことであり、マスコミ報道を見た市民による通報で逮捕されるとの劇的な幕切れを迎えたことであった。

殺害後、被害者宅の家財道具は一式、和子が松山市内に借りたアパートに運び込まれ、この運び入れに際して多くの目撃証言があり、松山東警察署は強殺事件として捜査を開始した。

犯行4日後、和子は松山駅から急行列車宇高連絡船本州に逃亡、15年にも及ぶ当て所ない逃亡生活を始める。

夫は死体遺棄共犯で逮捕され、有罪判決を受けた。