オレが北新地のゲイホストとして働いていたときの話。
オレを気に入ってくれてる有名クラブのママがいたのだが、
とにかく性格が悪いww
さぞかし仕事でストレスを感じてらっしゃるのだろうけど、
気に入られているオレですら感じが悪いのだから、
自分のお店の黒服にどんな態度してんのか考えたらぞっとする。
その日も、お店のニューハーフのショータイムが始まり、
オレとそのママと2人きりになっった。
そのママがタバコを出したのでライターで火をつけようとすると
ナゼだか俺に、その出したタバコをポンっと渡してきた。
オレ「ん??どういう事?は?吸うの?吸わないの?」
などと、考えてそこから、頭をフル回転させて、ある答えにいたる。
「あ!!!オレが火つけて渡せってことか!!てか火つけるんやったらオレが一度自分で吸って火をつけてふかさなアカンやんけ!!!!」
オレはタバコが大嫌いで生まれてからこの方、タバコを吸った事など一度もない。
だがこの状況ではタバコを一度吸って火を着けざるえない・・・・。
生まれてから、一度も吸った事ないのに・・・・・しかもこれからも吸うつもりもない。。。
「吸いません。タバコを吸ったことないし、これからも吸うつもりもないので、つけれないんですよ」
・・・・・って言えたらどれだけ楽か!!!!!!!
オレも、水商売のプロである。ここはきちんとプロの対応をするのが
おれのプライドだ!とすぐさま結論をだした。
さっとタバコを口に咥えて火を着ける。
そして一度ふかし、ちゃんと火が着いているか確認し、女王様にお渡しすると
オレの顔も見ずに、ショーから目を離すことなく
片手でぱっとオレの着けたタバコを手に取り、
気持ちよく吸い始めたのであった。。。。。