※野球賭博は違法です! このブログは野球賭博を勧めるものではありません。
6回に入る時点で5対1。
4点差をつけて勝っていたのは「さつま」。
ハンデは逆に「みちのく」から2.7。
しかしこのゲームは雨天順延になり、翌日もう一度ハンデが切り直された。
当日送られてきたメールを開けてオレは目を疑った。
「みちのく」から 2.3!
ハンデ師は野球に関し相当高いレベルの知識を持っている・・
これは紛れもない事実だ!
特に高校野球に関わるハンデ師の場合、
全ての地方予選を映像で観ることは物理的に不可能だから
データチェックだけで各学校の強さをイメージし数値化しなければならない。
プロと違い3.0とか4.0のハンデも当たり前の高校野球で
的確なハンデを切るのは至難の業と言えよう。
非合法なのでハンデ師を称賛する声はないが野球賭博がもし合法であれば
ハンデ師はまさに神・・と言われてもおかしくないぐらいの存在。
そんなハンデ師が「みちのく」に切ったハンデは2.7・・
翌日は2.3・・
神は「みちのく」有利と考えている。
それは解っていた。
解っていたが、しかし実際のゲームで・・
6回/5対1で勝っていたのは「さつま」・・
それなら有利なのは「さつま」!
そう考えたオレは
1試合でBETできる最高額・・MAXBETを「さつま」に入れた!
根拠はまず勢い!
「さつま」は選手、監督、関係者、またスタンドの応援までを含めた誰もが
もう一度やっても負ける気はしない!
・・そう思っていたはずだ。
指導者の指示も単純にして明快!
昨日やったことを繰り返せ!!
これなら個々の選手達も迷いなくプレー出来る。
これまでの苦しかった練習の成果を思う存分発揮できる。
余計なことは考えず無心で戦える!
150kmのストレートを投げようが所詮高校生・・
自信は大きな力になる。
その自信を与え選手を強気にさせる6回/5対1・・
この結果が「さつま」にもたらしたのは決して小さくなかったはずだ。
そう言えばスポーツニュースの中で7回の試合成立まであと1回だけだったため
雨天順延という結果が「さつま」ナインを気落ちさせるのでは!?
とのコメントを出すキャスターがいた。
本当にそうだろうか!?
「さつま」ナインの気持ちになって考えれば解る。
ムードは押せ押せ!
イマドキの高校生だから再試合上等!!
きっとこう考えていたはずだ。
また同じキャスターが敗戦濃厚の試合が一転再試合になるのだから
無心で戦える「みちのく」はのびのびプレーでき有利・・とも言っていた。
要するに一度負けたと思えば萎縮することなく実力を出しきれるとの趣旨だろう。
まるでコンビニでジュースを買ってくる役を決めるための
ジャンケンで負けた様な言い草だがバカをいっちゃいけない。
それこそ幼いころから甲子園出場を夢み
親元を遠く離れた私学へ越境入学し、
起きているほとんどの時間を野球にだけ費やしてきた球児達だ!
「負けたようなものだから・・」と考え
「負けてもともと」と気楽に戦えるワケがない!
実際はキャスターの言葉に反し
「みちのく」は修正しなければならない課題が山積みだったはずだ。
バッテリーは配球を考え直す必要があっただろうし、
野手は相手ピッチャーの攻め方をビデオで繰り返し確認しただろう。
夕食後もバッターボックスで見た相手投手をイメージしながら
素振りを繰り返したに違いない。
しかし付け焼刃が通用するほど甲子園は甘くないし
相手に合わせた修正は時として自分達の野球を見失わせる原因になる。
6回/5対1は「さつま」に自信を与え「みちのく」を萎縮させる・・
それなら再試合上等!の「さつま」にBET!
オレはこう考えていた。
唯一気がかりだったのは
僅か0.4しか下がらなかった「みちのく」に対してのハンデ。
6回まで負けていたゲームを当然ハンデ師も見ていたはずだ。
ハンデ師はそのゲームを見た上でもう一度「みちのく」に2.3を切ってきた。
気がかりではあったがオレはこう考えた。
「みちのく」と「さつま」が
10回練習試合をすれば9回は「みちのく」が勝つのだろう・・
ハンデ師の目が曇ってるワケじゃなく実際「みちのく」の方が強いんだろう・・
しかし野球というスポーツは
選手のメンタルが試合結果を大きく変えてしまうスポーツだ。
3万、4万人がスタンドからそのプレーを見つめ、
複数のTV局が全国に生中継をする甲子園と
近所の球場でする練習試合を一緒にはできない。
しかも魔物まで住んでるという甲子園・・
この大舞台なら少しぐらいの実力差より勢い・・
戦って勝っていた!という選手の自信・・
それが結果を大きく左右するはずだ。
それなら「さつま」にMAXBET!
オレはこう考えた。
今考えれば悲しくなるぐらいの真っ直ぐさ・・
真剣に考えているようで全然真剣じゃなかった・・
まさに上辺、表面だけを見たまんま捉えていた当時のオレだった。
今もし同じような状況になったとしたら、
選手のメンタルや勢い、自信、また力の差などは全く考えないだろう。
そんなことよりも大事なことがあるからだ。
その大事なことについては次回!
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