この時期の重賞はどうしてもメインの時期では無いため両極の馬が出てきます。

 

 過去のように完全叩き台みたいな馬はもう皆無ですのでこの時期出て来るのは勢いに乗って上がって来ている馬か原級で調子の波とレース運の狭間で頑張る中途半端な馬たちというところ。それに加えて今年から日本ダート路線の中央公営合流と海外招待レースのさらなる拡大でもう正直訳がわからなくなっています。

 

 今週の根岸ステークスだって2月のフェブラリーの前哨戦とだけとらえればここ叩いて距離延長でフェブラリーか東海Sから距離短縮でフェブラリーかってわかりやすいパターンだったのですが昨今はフェブラリー叩いてサウジやドバイ。もしくわそもそもフェブラリーとか全く興味無しって馬も

 

 船橋のクイーン賞と佐賀記念からの参戦も見越して路線組んでますからここらから出て来る馬も見なきゃいけない訳で。

 

 さらには中央競馬のHPにて路線のスタートとされている去年12/10の中山のカペラS。12/20の兵庫ゴールドトロフィー。ここら辺から来る馬もそれなりに怪しくなってきます。

 

 正直競馬会もまだまだ思考錯誤中の気配はありますし海外のレース増設はまだまだ続く感じ。こうなると臨機応変に考えてかなければいけませんね。全然予想になりません。

 

 ここから5月船橋のかしわ記念。6月浦和のさきたま杯が前半のピークになります。

 

公営やってる人からみればある意味中央のフェブラリーとかしわ記念は同列っていうのはぎりぎりわかりますがさきたま杯のJPN1昇格は正直大丈夫?って感は強いです。

ただ浦和も去年から薄暮レースと照明導入でナイターへの足掛かりを作っていますのでさきたま杯をもう少し盛り上げるのだろうとは思います。コロナでよくテレビ出てた大野知事も実は浦和のナイタースタートの式典来て話してました。地域の収入になりますからね。正直ウハウハでしょう。コロナの仏頂面とは違い上機嫌でした。

 

 ちなみにフェブラリーの1着賞金は今年から1億2,000万円です。すごいですね。

おじさん的には昔のダービーの賞金って感じです。競輪グランプリが1億ですから既にこのクラスのレースで超えちゃってる。

 

 さらにかしわ記念が8,000万円これもJBCレディスクラシックより上ですしスプリントと同額。ならばここ目標も充分在り得る馬が出て来るはずです

 

 そして最終戦のさきたま杯はなんと7,000万円。このレースが一番路線変更の恩恵受けたように思うのです。去年も大分上がって4,000万円。路線変更で更に3,000万円プラスのほぼ倍。しかも春のスプリント王の決定レース。ほぼ中央の番組と思っていいと思います。

 そういう意味でもどういうメンバーでどういう結果になるか楽しみでしょうがないです。

 

 ただまずはフェブラリーSの前哨戦の結果は見直しておくのが必要でしょう。

 

 まずはカペラS

 

 中山ダート1200mでテイエムトッキュウが逃げ切ったやつです。覚えてますよね。

超絶スタートで3馬身千切りました。正直1200でこれやられたらちょっと厳しいですが注目は2着のチェイスザドリームと3着のメタマックスなんですよね。路線指定の初戦でこの2厩舎が穴で上位に入ったのは結構意味深ではあります。矢作先生と森先生。いかにもダート路線を席券してきそうな厩舎で2名とも機を見るに敏な先生。この2頭は注目が必要です。チェイスザドリームは次戦惨敗しましたが明らかに緩かったと思います。次の短距離ダート公営を狙っていると思います。高知の黒船賞か大井の東京スプリント。要注目です。そしてさきたま杯。

 

 そしてもう1頭のメタマックス。この馬のカペラの次戦すばるSで惨敗。私的にはそうだろうなと思ってはいました。今のダート路線はまだみなが動いていない公営馬場でやるレースに注力した方が絶対有利。となれば中央のレースは正直調教でいいのです。きっちりゴールさえすれば出走手当はもらえます。おそらくこの馬も公営路線狙い。JRAの意志をきちんと理解して動く調教師はどこかで恵まれると思います。

 

 文字数多すぎなので次に移ります。