1124年に中尊寺金色堂が完成した日でした。
$みんなで学ぼう!?-金色堂覆堂
中尊寺金色堂は、岩手県平泉町にある天台宗の寺で、本坊本尊は阿弥陀如来です。
円仁の開創で、859年に清和天皇から寺号を与えられたと伝えられていますが詳細は不明です。

1105年―1125年に藤原清衡(きよひら)が大長寿院、本堂など主要部を建立し、基衡・秀衡が造営を重ねて偉容を誇りましたが、1337年に金色堂経蔵を残して焼失してしまいました。
金色堂は光堂ともよばれ、1124年に清衡が自らの葬堂として建てた方三間木瓦葺(きがわらぶき)の阿弥陀堂で、一面に金箔(きんぱく)を押してあり、堂全体が覆堂(さやどう)で保護されています。

1962年―1968年に創建当時の姿に復元する解体修理が行われ、覆堂は鉄筋コンクリートとなっています。
堂内には、中央須弥壇(しゅみだん)下、および左右の壇の下に清衡、秀衡、基衡のミイラが安置されており、1950年に大規模な調査が行われました。

国宝の金色堂・経蔵などのほか、木彫の一字金輪像、紺紙金字一切経、螺鈿(らでん)八角須弥壇、金銅華鬘(けまん)など多数あります。
境内は国指定特別史跡になっています。