鎌倉末期~南北朝初期の天皇であった後醍醐天皇(1288-1339)の命日です。
$みんなで学ぼう!?-後醍醐天皇
後宇多天皇の第2皇子で、諱(いみな)は尊治(たかはる)といいました。
在位は1318年―1339年で、院政を廃して天皇親政を行い、正中の変、元弘の乱を経て鎌倉幕府を滅ぼし建武新政を行ったので有名ですね。
しかし新政に失敗、足利尊氏にそむかれ、吉野に移って南朝を樹立したのですが、退勢挽回(ばんかい)ならず、悲運のうちに没したのでした。

後醍醐は宋学に傾倒、強烈な個性の持ち主で、再度の倒幕計画の失敗、隠岐への配流にもめげず、天皇親政政権の樹立を志向しました。
関所停止令を発して商工民をひきつけ、楠木正成など悪党と呼ばれた勢力を組織して鎌倉幕府を滅ぼしました。
後醍醐の政策は単なる復古ではなく、宋の君主独裁政治をめざしたものとされています。
その専制性は、武将・貴族たちの強い反発にあい、新政は短期間に瓦解したのです。