アサガオは、暗くなると花を咲かせる準備をはじめます。
前の晩に明るくしておけば、開花時間をずらすことができるんです。
$みんなで学ぼう!?-アサガオ
たとえば、午前8時に開花させたいなぁと思ったら、午前0時まで明るくしておいてください。
電灯の光を当てておいていただければOKです。

これと同様のことを応用しているのが、渥美半島(あつみはんとう・愛知県)の電照菊(でんしょうぎく)ですね。

菊はアサガオと同じで、暗くなると
「さてさて、夏が終わったか、そろそろ開花の準備を始めましょうか!」
なんて会話するかどうかはわからないのですが、とにかく、つぼみがムクムクと開き始めてしまいます。

ところが、菊がたくさん売れるのはお正月ですね。
ですから、お正月にあわせて、ビニルハウスの中の菊に、ずっと電気を照らしておくのです。
「お正月が近づいて、さて、いよいよ出荷するか。」
「産地に届くころに程よく開くようにしておくか。」
という時期に、電気を消すのですね。

夏休みには、アサガオの観察をするお子さんも多いと思いますが、これを使って観察し、自由研究にしてみるとおもしろいと思いますよ。