万年筆ボールペンの普及で、つかう人が減ったとはいえ、作家などは手に合った
「万年筆」を命のように大事にしているといいますが、この「万年筆」という
ことばは、後になってできた呼び名です。

就職祝や入学祝の贈り物としていまだに人気が高い「万年筆」ですが、
「万年筆」を英語でいうと、ファウンテン・ペンといいます。
泉のごとくインクが湧くペンという意味ですが、明治17年、丸善が発表した、
アメリカのスタイログラフィック・ペンの日本語名は「針先泉筆」と名づけられ
たといいます。

それが、なぜ「万年筆」と呼ばれるようになったかというと、当時、丸善に通称
万吉さんという人がいました。
この人が客に熱心にこのペンを薦めたことから、「万さん筆」「万吉筆」と
呼ばれるようになり、「万年筆」になったのだそうです。

「まんねんひつ」というようになったのは後のことで、当時は「まんねんふで」
といっていたそうです。

最近「万年筆」をつかっていないです。
万年筆、高いし、ボールペンで事足りるしなぁ・・・。