「 お前 誰や
「 判るやろ
「 うん 分かる いやっ判らん
「 判ってるくせに
「 判ってぇぇ  いやっはっきり言えっ
「 俺はお前や
「 そうか はっきり言うたか
「 そや お前が言う前にな
「 嫌な言い方やなぁ
「 ははは
「 笑い方もイヤやなぁ
「 そうかぁあ それはお前も
「 みなまで言わんで良ぇわ
「 そやろな 分かってるんやもんなぁ
「 で どないや
「 気分か
「 そや
「 そうやなあ やっぱりこうはっきり
「 知ったら戸惑うわなあ
「 う~~んん 戸惑いとは少々と違ゃうかなぁ
「 別に違ゃう言葉でもオレはかまへんけどな
「 ふっそやな 言葉は自由に選んだら良ぇ
「 で何時までこうしてるんや
「 暫くは続けても良ぇやろ
「 いやっそんな時間はない筈やで
「 そやろか
「 そやろ
「 処でどっちが偽物なんか知ってるか
「 答えは知ってるんやろ
「 まあな でも確かめたいんや
「 なら言うたる 
「 どっちもや
「 どっちもや
「 言うなやっ
「 わはははっ言ってみたかったんや
「 双子みたいにかぁあ
「 そやっ
「 記憶が一致するんもそのせいか
「 多分な
「 で やっぱりあん時か
「 そやろ あん時しかないやろ
「 言いたいか
「 じゃっ
「 森の獣人
「   森の獣人っ
「 お 少々とズレたな
「 わざとやろ
「 わははは そや 全く一緒ってのはちょっとな
「 気色悪いか
「 お前もそう思ってんやろ
「 分かるか
「 あぁ自分も分かってるんやろ
「 で どないする
「 どないするっちゅうても
「 うん そやな 成る様にしか成らんわなあ
「 分かってる
「 所詮は
「 いやっわしゃあ自分の意志やで
「 いやいやっそれを言うんやったらわしかて
「 おいおいっわざと変えたのに
「 わしかて使うで
「 それも知ってるけど
「 じゃあ寧ろ気にせんで良ぇん違ゃうか
「 そうか ならそれでえぇわ
「 ふ やっぱり拘るんやな
「 拘るって程やないけどのう
「 わはははっやっぱり拘っとるやん
「 いやっ気に為らん程度にわな
「 いやまぁ別に気にはしてへんけど
「 じゃあどっちにしろ気にせんとこか
「 そやな いやっあかんやろ
「 ちゃうちゃうっ その事やないがな
「 ほんまやな
「 おお 未練は有るけどな
「 やっぱり そやろ だから言うとんねん
「 やっぱ 拘るか
「 ああ 拘るで ソコはな
「 よっしゃっ ソコは解った
「 で 次は
「 ってもう決まってるんやろ
「 あぁヤるって事わな
「 軍団と軍隊合わせたら あ
「 うん それを止めよう思てんねん
「 そうか 勿論それも考えた 何度もな
「 そやろ でも結論は違ったみたいやな
「 みたいやなあ
「 壊すんは嫌か
「 壊さなあかんか
「 いや あかん事ゃあないけどのう
「 ふふ 執着と取るか
「 いやっどやろなぁ
「 わしゃあ全員集合で良ぇ思たんや
「 後の事は考えへんのか
「 いや考えてない事ゃあないで
「 移住か
「 そや 
「 で その後は
「 成る様に成るやろ
「 一緒やんけ
「 とは限らんやろ
「 また繰り返すんか
「 いやっ
「 あ そうか ソレが記憶か
「 んんっそやっ先言うな
「 解った以上は言わなおれん
「 困ったヤツやな
「 お前も一緒やろ
「 そやな
「 それはそうと 傷多いん違ゃうか
「 まあな 多少は違いが有るんやろ
「 でもわしは此処と此処に
「 あぁ成る程 場所は違ゃうけど
「 まぁ似た様なもんや
「 でヤっつけるんやな
「 おう そうすべきやろ
「 終わりにしたいんか
「 いや 始まりかも知れんで
「 そりゃあ言葉遊びか
「 ちゃうやろ
「 現実って言えるんか
「 当たり前やっ
「 じゃあ失いたくないやろ
「 そう言うこっちゃっ
「 うん 違いが出たな
「 みたいやなあ
「 じゃっ組むんも止めか
「 ソコやねん
「 力は借りたいけど
「 言う事は利かんって訳や
「 でもそうなると
「 あぁ事の次第に寄ったら
「 消えるかも知れんわな
「 それは解っとる
「 ほんまか 
「 解るやろ
「 どうかな
「 何でやねん
「 欲が出たん違ゃうんか
「 欲持ったらあかんのか
「 強過ぎる欲わなあぁ
「 言うとっけど私欲違ゃうで
「 言い切れるかぁあ
「 解るやろ
「 分からん言うたらぁあ
「 解る やろ
「 押し付けがましいのう
「 解るやろう
「 お そりゃあ逃げてるん違ゃうんか
「 嫌らしい言い方すんなって
「 嫌らしいかぁあ
「 解ってるならな
「 未来は判らんやろ
「 その未来ってのは
「 あぁ概念に違いが有るか
「 そやっ少々と違ゃうやろ
「 何処が違ゃう
「 持てる者と持たざる者か
「 そうか 一族か
「 あぁ今や家族だけ違ゃうからな
「 うんっまぁそれは解る
「 解るやろ
「 大国が懸かってるからなあぁ
「 そう云うこっちゃっ
「 じゃあ止めたいんやな
「 う~~ん 
「 オレにはやって欲しいんか
「 解るか
「 少々と時間か懸かるけどな
「 うん まぁソレが本音や
「 苦しいなぁあ
「 分かってる
「 でも
「 うん 
「 して欲しいか 俺にっ
「 全く何も望まんとは言わん
「 狡いぞ
「 そやねんっ分かってる
「 それでもか
「 それでもやっ解るやろ
「 まあぁな 
「 良ぇ事も有るやろ
「 お前がやろ
「 分かってる でもお前もやん
「 一緒ってか
「 うん 都合が良ぇ事言うてんのは分かってる
「 でもぉ
「 滅ぼしたくはないやろ
「 今まで築き上げた物をなあ
「 そやっ分かってるやろ
「 おっ熱心やなあ
「 うん今はな
「 そうか 全く一緒って訳やないんやな
「 あぁ違いが出たんや
「 やっぱりあん時か
「 そやろな あん時以来少しずつ
「 価値観が変わったか
「 多分
「 そうか ソレが狙いやったんか
「 そう ヤツのな
「 まさかなぁほんまかぁあ
「 そやっ 遠大な計画や
「 処でお前 独り言の事なんやけど
「 あぁ アレは正確に言うたら独り言とは違ゃう
「 そうか やっぱりな
「 そやっ俺等は繋がってたんや
「 自問自答は
「 自問自答じゃぁなかったって事やな
「 そや な
「 成る程のう
「 ところで今はどうすんねん
「 今ぁあ 
「 ああ今や
「 ぁ ぁあ 今はヤらなあかん
「 やっぱりな
「 お前 ……しっかりせえよっ
「 あぁ …まだ長いからな
「 そやっまだ先は長いで
「 ふふ そうか 長いんか
「 判ってるやろ
「 いや そうかなぁ
「 あかん お前 解ってへんわ
「 そうか
「 解った振りしてるん違ゃうか
「 そうか そうかも知れん
「 困ったやっちゃっ
「 そうか 困るか
「 ……ところで いつまでするんや
「 もうえぇわ
「 そうか
「 そうや
「 じゃっ ほなな
「 さいなら



我等は難波成行
異世界にて記す者