賞金シードの話~その2 | かぶちんのまったりゴルフ日記

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山あり谷ありの人生ですが
人様の縁のおかげでいろんな経験できてます^^)

女子ツアーを見るなら
優勝争い以外にも注目!

ってことで先日の賞金シードの話のつづき

賞金シードは簡単に言うと
年間獲得賞金額の順位上位50名に与えられる来季の出場権
 

ってことになりますが
じゃあ獲得賞金額っていくらなんでしょう
「優勝賞金1440万円!」とかってのは目にするけど

予選通過でいくら?トップ10でいくら?
 

ずばり、賞金額は下記の式で明確に決まります
 

賞金総額 X  順位の分配率(%)

 

代表例を一覧表にしますが
例えば賞金総額1億円の試合で単独10位なら
1億円 x 2% = 200万円

となります

 

ちなみに9位タイが2人の場合

9位と10位の賞金を足して山分けで

1億円x(2.5%+2%)÷2=225万円

となります

 

(クリックで拡大)

 

 

ここでポイントは「予選落ち」
(たぶんプロの選手が一番嫌いな言葉かも)
予選を通過しなければ獲得賞金は「ゼロ」なのです

試合の規模によって変わりますが
予選通過は上位50位タイまでか60位タイまで
そこには入れなければヨ決勝ラウンドへ行けません
そしてその予選通過者と予選落ちの差は「1打」
2日間36ラウンドで「1打」の差
 

ぎりぎり予選塚の戦いでは優勝争いは厳しいのですが
年間獲得賞金の積み上げでいく賞金シードでは
この「1打」の積み重ねが大きいのです
 

上記の表でもわかりますが
例えば50人が予選通過してもスコアが振るわず
大たたきして50位で終わっても
賞金総額の0.4%
一番少ない6000万円の試合でも
「24万円」
になります

 

ただ交通費や宿泊費などの経費を考えると
24万円では物足りませんが
賞金シードを考えたとき
年間50位と51位の差が「数万円」となることも多々ある話
そんな時にこの24万円のあるなしが「天国と地獄」ほどの差に・・

つまり「予選通過の1打を制する者はシード権を制す」

と言っても過言ではないかと

ゴルフツアーの1打ってのは300ヤード飛ばしても1打

30センチのパットを外しても1打
優勝争いの1打も予選通過の1打も
全部同じ1打でその1打で結果が大きく変わるだけ


よく選手がインタビューで
「優勝への意気込みは?」と聞かれ
「目の前の1打に集中して・・」と答えるのを耳にしますが
こういうこと意味合いも含まれていると思います
結局どんな時でもこの「1打」をおろそかにすると
結果が大きく変わるということなのでしょう

極論を言うと予選通過の1打をめぐる闘い
シード争いの1打をめぐる闘い
さらには出場権をかけた予選会の1打の闘い
こんな闘いを数多く経験し揉まれて強くなった選手が
優勝争いの1打を決められるのではないかと思ってます
 

だからTVや現地で観戦するときも
この小さな1打の闘いを数多く見届ければ見届けるほど
優勝争いの1打を人一倍楽しめるのではないかと思います

おしまいに今日現在の賞金ランク上位100名の成績をまとめました
表には優勝回数・TOP10回数・予選落ち回数・
1打差の予選落ち回数・棄権試合数・予選通過率をまとめました
それぞれのデータをみていろいろ感じることは
人それぞれかと思います

名前の色分けは
「現シード選手」「初シード選手」「未シード選手」「シード経験選手」
に分けてます
50位以下でも今後の闘いで圏内に入ってきそうな選手もいますので
注目してくださいませ

1位~20位

 

21位~40位

 

41位~60位

 

61位~80位

 

81位~100位

 

(データの集計ミスがあるかもしれませんのでご了承を・・)