今日は学生さんが6人、それぞれが1人づつそれぞれの手術の見学に入っていて大変だった。
日によって学生が手術に入る人数は変動する。
誰も手術に入らない日はバキコはややラッキーと思う。
手術室と病棟を行き来するのは結構労力がいる。
いっぺんに6つの手術の進行状況を把握しておかねばならないのはキツいものがある。
(私の頭の中の限界という意味で)

手術直前の看護、手術中の看護、術直後の看護。
簡単に口にすればそんな感じであるが、内容は膨大で濃い。

私の役割は学生さんが戸惑ったり、そそうをしない程度にそれらに付き添い、見守り、指導とフォローと抜けのないように陰で看護婦さんとの調整など行いながら学生さんに気付かれないように学生さんを操り自信をつけさせる。
そのかたわら、手術の無い病棟にいる学生も見て回る。
書いて来た記録物にチェックを入れる。
今日を過ごしながら常に明日のそれぞれの学生の行動パターンもじわじわ考えたりしている。
看護師への根回しも怠らない。

6人とも病名、手術の内容も違うのでこっちの頭が混乱しそうにもなる。

整形外科、消化器外科、内分泌系外科、婦人科・・誰がどこにドレーンがあったっけ?
一瞬、ごっちゃになる。

大学病院の特徴であるとも言えるが
複雑でややこしい病気や、難しそうで珍しい特殊な手術も多いので
これは個人的に勉強になるなと感じ見ている点である。

手術室は広くて沢山部屋があって(しかも常にどの部屋も手術中のランプが点灯している)、手術室の中にも第一廊下とか第二廊下とかあって迷子になりそうになる。

夕方過ぎ、あー疲れた、はよ帰ろうと思ってたら学生さんが
「看護診断の方法で悩んでいるので相談に行っていいですか」
と部屋に来た。
1時間くらい話して
「よく分かりました!スッキリしました!明日頑張って書いて来ますので
また明日みてください!」

それはブラボー。
解決して良かった良かった。

そんな訳で明日もまた手術が2件ある。
今日に比べれば楽勝だけど・・。

目が回りそうな一日だったけど、学生さん達が皆元気なので
嬉しくなる。

楽しい事は何も無いけど、今日も一日自分の中ではとても面白く過ごせました。