昼下がり。
大型電気量販店(店名「コジマ」)を一人でブラブラしていると
知人から電話がかかってきた。

「バキちゃん、今どこに居るの?」
「コジマ。」
「え?小島?海に居るの?小さな島に渡ってるの?」

(そんなわけないやん・・。)

「バキちゃんならあり得るからさ。」

(いや、あり得んでしょう・・。)

用事は何なのか聞くと
「どうしてもケンタッキーが食べたいんだけど、一人で行けないから一緒に来て。」

「いいよ。」
その知人はお仕事の営業中で町を車で移動中。
ケンタッキー屋さん(ちょっと遠い)に現地集合した。

知人は飲み物の注文でアイスコーヒー、私はコーラを頼んだ。

席に着き、知人は喋りながらアイスコーヒーのシロップとミルクを
自分の手元の飲み物に注ぐ。混ぜる。

「あら?ね、確認した?ひょっとしたらそれコーラだったらどうするよ?」

飲んでみた(私かよ)。
コーラにシロップとミルクだった。

「コーラだったよ。」
そう知人に言うと
「しょうがない、それ飲みなよ。」
何も動じず、平然と言っている。

私はとっさにシロップとミルク入りのコーラを手に持ちカウンターへかけつける。

悪びれた様子も無くケンタッキー食べてる知人を指さして
「あの人に私が飲むコーラにシロップとミルクを入れられました!」
と、警察に被害届を出す勢いで言った。

お店の人は少し困った表情で、しかし少し笑いながら
新しいカップにまたコーラを注いで渡してくれた。

席に戻り、知人に
「コーラ、替えてくれたよ。」
と伝えると
「ふぅん。」

って、あんた「ふぅん」で終わりっ??w( ̄Д ̄ w