特殊なタイプの知人シリーズ その22

とある市内に高級賃貸マンションが建ちました。

「○○（←地名）の六本木ヒルズ」
とも呼ばれていて
セキュリティや各種サービス、設備は話しを聞く限り凄いもんです。
設備とサービスについては簡単に言えば超高級ホテルみたいな感じです。

セキュリティについてはロールプレイングゲームでアイテムをゲットし
最終ステージのボスの部屋に行くような感じで自分の部屋にたどり着くような。
あ、ちょっとこれは分かりにくい例えですね？

そこの2○階の角部屋に知人が住む事になりました。
しかも訳あって家賃５万円で。
（あり得ない・・）

ロケーションも良くて毎年開催される花火もばっちり。

彼女と住むらしく、家具も新調してアレコレと　はしゃいでいる知人に
「そのマンション、完璧だけどひとつだけ残念なのは、
君がそこに居る事が殆ど無い事だよね。」
と言うと撃沈していました。

そう、その知人は超多忙な人で殆ど家に帰れない生活を送っているのです。
どうやら知人は快適なその部屋でゆっくり過ごす時間なんかとても無いという基本的な事をすっかり忘れているようでした。

ちなみにセキュリティがしっかりしているので
身の危険がある人達の入居もあるようでして
セキュリティ完備だけど内部の治安が心配だという話もあったり無かったり。