先週一週間休養(というか通院治療)をして
今週からは仕事に復帰していました。

今週は楽しい楽しいICU実習でした。

しかし、どうやら「楽しい」と思っているのは私だけだったみたいで
学生さん達は笑顔も乏しく、毎朝ICUに入る前から腕に鳥肌立てていました。

ICUはさすが、施設基準を取得しているだけあって
ユニットもかなり広く、動きやすい。

もちろん設備も豪華、フル装備。
大きなものから小さなものまで
見ていてうっとりしてしまうようなものばかりです。

設備やME機器の充実だけでなく
人手も潤っているので濃厚なケアが出来て理想的です。

毎日、全患者さんの体重測定をやっている余裕は驚きましたし
常にICU専属レントゲン技師が1人、ICU内の検査室に待機してる。
レントゲンも撮ったらすぐICU内で現像して見れるし
採血結果などもそうですが
タイムロスも少なくて良いなぁって感じ。
何かにつけて、そんな感じ。

内視鏡もそれぞれの患者さん専用や予備のファイバーが
ずらりと常に使える状態で用意されていて
内視鏡格納庫がある。
いいよなぁって感じ。


ICU実習中、学生さんの動きをチェックすると同時に
私が同じくらいチェックしているのは看護婦や医師らスタッフの動きです。
本当はそんな事は全く必要ないのですが、無意識にどうしても
目が行ってしまう。

「急変」
「CPA入室」
「緊急透析」

いろいろとイベントが起きるのですが
そうなると
「さぁ、どう出る?」みたいな感じで
スタッフはどういう動きに出ていくのか
どんな処置をしているのか
とか、いろんな事が気になって、それをさりげなく知れるのが楽しいです。



おとつい、スワンガンツ カテーテル という
心臓の機能を見るような機械の装置をつける為に
まずは細い管を患者さんの鎖骨のあたりの
血管から入れるという処置をやっていました。

それを私は学生さんに見学させていました。

スワンガンツ カテーテル だなんて学生さんはうまく理解できません。
なるべく分りやすいようにと思い、説明していたら
学生さん、途中で気分不良を起こし、せっかくの見学を中断させてしまいました。


~休憩室にて~

バキコ
「大丈夫?血が苦手だった?」

学生ちゃん
「いいえ、私、血は大丈夫なんです。」

バキコ
「ならどうした?おなかすいた?」

学生ちゃん
「いえ、バキコ先生の説明があまりにもリアルで
 心臓に管が入って行くのを想像したら気分が悪くなりました。」



ん?ん?んー?
うわー私のせいだったのかぁー!

どうしよう。