「類は友を呼ぶ」という考え方と同じです。
同じものを見ても、そこからどんな意味を引き出し何を感じるかはその人次第です。
その無意識にどういった部分に意識を向けているかによって、引き寄せられる現実が変わってくるというわけです。
スピリチュアルな話と捉えられていますが、カラーバス効果と照らし合わせればなんら不思議ではありません。
カラーバス効果とは、ある特定のものを意識し始めると、それに関連する情報が自然と目に留まりやすくなる心理現象のこと。
英語では、Color Bath effectと書きます。
心理学用語で人間の脳の仕組みを表す言葉です。
何かを意識するだけでそれに関する情報が勝手に集まるようになる現象のことを言います。
例えば夏の旅行どこに行こうかと考えていると、旅行に関するチラシや広告が目に入りやすくなったという経験をしたことはありませんでしょうか。
脳の中にあるRAS(網様体賦活系)は、視覚や聴覚や嗅覚など五感から集められた大量の情報の中から瞬時に情報を取捨選択しています。脳は入ってくる情報を全て取り入れると情報量が多すぎてパンクしてしまうので、RAS(網様体賦活系)がフィルター的な役割を果たしているのです。
「カラーバス効果」は、RAS(網様体賦活系)が、意識した情報だけを取り入れ、意識していない情報は取り入れないよう制御しているために起こる現象です。
これにより意識を向けたものが現実になるのです。
自分の思考やあり方を変えることによって望ましい現実を引き寄せる事ができます。
「恐れ」「怒り」「不安」「欠乏」「嫉妬」「恨み」「妬み」といったネガティブなものに意識を向けると、ネガティブが引き寄せられてしまいます。
「安心」「友愛」「満足」「感謝」「豊か」「喜び」といったポジティブなものに意識を向けると、ポジティブが引き寄せられます。
同じものを見ても、どう感じるかはその人次第です。その人がどのように意識を向けているかによって、引き寄せられる現実が変わってきます。
脳のRAS(網様体賦活系)は、意識した情報だけを取り入れます。
何を引き寄せるかは自分次第です。