仕事で、仮想マシン(VM)のIPアドレス割り当てをしていて、
「デフォルトゲートウェイって設定しているけど、そういえば、ゲートウェイってなんだっけ??」
と思ったので、詳細を調べてみた。
もくじ
(前提確認)ネットワークの世界について
■(前提確認)ネットワークの世界について
(ネットワークの基本概念の説明なので、本題だけ知りたい方は次へどうぞ)
ネットワークとは、限られたパソコン機器などだけが通信できるひとまとまりを言う。
ネットワーク内に、スマホやPCなどが存在しており、
「インターネットに接続する」とは、自身の所属するネットワークから、外部のネットワークに通信することをいう。
Amebaのサイトも、AmazonもFacebookもTwitterも、自分のスマホが所属するネットワークとは、それぞれ別のネットワークに所属しており、
それら外部ネットワークにあるAmebaやAmazonのサーバに、「サイトを見たいです」というリクエストを送ることで、サイト閲覧ができるようになっている。
イメージはこんなかんじ↓
インターネットの世界は、星の数ほど存在する「ネットワーク」の集合体と言えるだろう。
ここで、異なるネットワークに所属する機器同士の通信、
例えば、自分のスマホと、Amebaのサーバとの通信について、もう少し考えたい。
スマホと、Amebaのサーバは、1:1で直接通信をしているわけではない。
スマホからの「このサイトを見たい」というリクエストは、
家庭用ルータや、通信会社などが用意するアクセスポイントなどを介すことで、
Amebaのルータにたどりつく。
Amebaルータは、Amebaの適切なサーバへ、リクエストを転送する。
要は、ルータが、各ネットワークの窓口的な役割を担っており、
ルータが存在するからこそ、異なるネットワークに所属する、スマホとAmebaのサーバがうまいこと通信できる仕組みになっているのである。
イメージはこんなかんじ↓
ここまでの前提確認のまとめ:
・インターネットは、異なるネットワーク同士の集まり
・異なるネットワーク同士の通信には、窓口となるルータを介す
■(本題)TCP/IPにおけるゲートウェイとは
異なるネットワーク同士を接続する際の、窓口となる部分。
ゲートウェイ≒ルータ、L3スイッチだと考えてOK。
・・・ゲートウェイとルータ、名前統一してくれやー!
ややこしいねん!!!!w
・・・と言いたいけれどもw
名前(呼び方)が複数あるのは、歴史的な背景があるらしい。
インターネットが作られた初期、異なるネットワーク同士の接続には、
ネットワークの境界に専用のコンピュータが設置され、通信を仲介していた。
この専用コンピュータのことを「ゲートウェイ」と呼んでいたため、
現在はゲートウェイの役割をルータが担っているのだが、
昔の名残で、ルータのことを「ゲートウェイ」と呼ぶことがある。
また同じく昔の名残により、IP設定時、「デフォルト・ゲートウェイ」を指定する必要があるが、
これはデフォルトで利用するルータを指定するという意味になる。
参考サイト
https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20060228/231013/
おわりに
ゲートウェイ、何やら難しく考えてましたが、ルータと同義だったとは…w
拍子抜け(・ω・;)
まあでも意味が分かってよかったです。