予告されていたとおり、術後1年の経過観察のためにMRIを撮りに行ってきました。造影剤を使うため、腕の静脈に点滴用の針を入れて撮影に臨みます。撮影時間は約20分、ゴンゴン、カンカンとやかましいのですが、暗くて狭い筒の中でじっとしているのは意外と不快ではなく、あっさりと終わりました。撮影が終わるとその脚でいつもの脳神経外科外来窓口へ移動して主治医による問診です。MRIの撮影からほとんど時間が経っていないのですが、データはもう先生の前のPCで参照できるんですよね。そりゃまあ銀塩写真を現像するわけではないのだけど、そんなもんなんですかね。手術直後のMRI画像と比較して見せていただきましたが、移動させた血管はしっかりそのままの位置で安定しているようでした。顔のピクつきがないことなどを確認して終了です。最後に、長いことお世話になりましたとお礼をお伝えしましたが、まあ、あっさりしたもんです(笑)。重篤な病気から生還したわけではないので、こんなもんですかね。
手術で穴を開けた左耳の後ろあたりの頭皮の感覚は80〜90%くらいは回復したでしょうか。まれにムズ痒いような、チクリと痛いような違和感を感じることがありますが、総じてほとんど元通りといった感じです。頭骨に穴を開けて脳の中心あたりをいじったのにすごいもんですね、現代医療。手術を受ける前までの、顔面筋肉が絶えず痙攣している感覚は今でも思い出そうとすれば思い出せますが、日常生活を送る中ではそんなことがあったということを思い出すことはほとんどありません。今はこの文章を書くためにいろいろと記憶を掘り起こしているだけです。以前に書いたかどうか忘れてしまいましたが、手術を受ける決断は早かったです。自分の症状とネット界隈の情報を比較して、ほぼ間違いなくこの症状だろうと確信し、同時に放っておいて治るものでもなく、投薬は一時的な症状の緩和に過ぎず、完治させるには手術以外の選択肢がないことがわかった瞬間に手術の決意をしていました。今から思ってもこの決断は正しかったと思っています。10日ほどの(だっけ?)入院生活と、その後しばらく手術ハゲを隠す面倒さえ我慢すれば、症状はきれいさっぱり消えてしまうのですからね。
というわけで、結局行儀の悪い脳血管のおかげで少々運が悪いことになったものの、すべて元通りになってめでたしめでたし、という結末になりました。