千分の一夜の恋物語  月夜に語り明かし


         夜明けと共に別れる恋人達


刹那の冒険を悟り  月夜にしか会わずに


         尊き時間を楽しむ恋人達


ロウソク灯して手探り  暗闇を照らす月の光


         たどり着きひと時を恋人達


約束が全て手繰り寄せ  ひたすらつたう木々の間


         印はポプラの樹に刻まれた文字


時には蝶の様に  時には情婦の様に


振る舞い夜の宴をぬけ  隠れ忍び会い


心は体を操り  渇いた小悪魔の如く


振る舞いは漂う香水  仮面の下は化け化粧


初をふむもの嗅ぐは  媚薬の妖しき香り


千分の一夜の如く  溺れゆく酔った恋心


刹那の限りある時は  おとぎの話人々へと