今日は、先生の日でした。



授業のね、骨組みは作ってたんですよ。



ただね





話のネタが早くも切れてしまった。


淡々と授業をするのも全然構わないのだが、やはり「意味のある無意味な話」が大切なんですよ。

だって、勉強なら教科書開いて、テキストをやりゃあいいんですから。

人を育てるのも授業だと思うし、実際僕も看護学校で出会った先生方に人生観を変えられて、今がありますから。

学校は違えど、その精神は変えたくないし、それが僕が恩師から受けた「恩返し」だと思うから。






で、奈良から大阪に向かう電車の中で、考えた。


しかし、いい話は思いつかない。





そうこうしてるうちに、学校に着いて授業開始。




いつもの様に学生に問う。




「授業の前になんか聞きたい事あるかなぁ??」




前回の授業での解らない事や、病院内での仕事内容などを聞かれて、授業に入る直前に、クラスではリーダー役を担うAさんが質問する。


「バケ先生が、先生として私たちに一番伝えたいのはなんですか??」




難しいなぁ。

だって、一言で言えるなら、先生のバイトなどしない。
一言で伝わる話ができるなら、専任教員を辞めて臨床に戻らない。




僕は答えた。



「君達は、高校まで真面目に勉強して真面目に学生生活を送ったでしょう。しかし僕は高校までは、まともに勉強はしなかったし、高校生らしい毎日とは真逆の生活を送っていました。
それを後悔するとこもあるし、逆に学んだとこもある。
それがいいかどうかは、わからないけど、一つ言えるコトがあります。
社会に出れば、今までの世界とは違います。

中には、周りとは考え方が違う事で「劣等生」になる時があるでしょう。
しかし、それでも自分を曲げずに貫いて欲しい。
看護師の前に、一人の人間なんです。
正解や不正解はなく、周りと意見が違っても、「患者さまの為に」と言うのは、共通してるんですよ。

それだけ、看護師という生き方は熱いんです。
だから、周りに流されずに、自分は無くさないでください。」


と伝えました。





僕は元々、社会のゴミでした。
なので、彼女たち・彼たちのようなエリートに一言で教えるものがないのだ。


でも、ゴミはゴミなりに、自分をリサイクルしてきたつもりだ。

だから、常に僕は思ってます。


燃えないゴミより、燃えるゴミになろうってね。


灰になるまで、燃えてやろうと思う。