水槽の中の銀河系 | 妻と上司にゃ秘密です

水槽の中の銀河系

いやね、元々はカミさんが、コップの中で飼える魚がいるって買ってきたのよ。

でね、小さなコップに2匹じゃ寂しいし、どうも片方がいじめられてるって。

じゃあ仲間も増やして、水槽も大きくしましょう、と。


全滅しちまったのね。

悔しいし、死なせてしまった魚たちに申し訳が立たない、と、

完璧な水槽とろ過システムを導入して、水もじっくり時間をかけて準備して。


満を持して10匹お迎えして、今日で3日目なんだけど、それでも1匹ダメで。

ヒマさえあれば水槽を凝視してるんですがね。


ふと思うのよ。

この世界も、実はわたしらが想像もつかない、感じられもしない

強大な存在に簡単に作られてる擬似的なものなんじゃないかと。

救世主って意味じゃなく、いることを確認することができないって意味で神みたいな存在に

それこそ小学校の夏休みの宿題のような感覚で、

「小宇宙体験キット(太陽1個つき)」なんてえ感じでさ、作られてるんじゃないかと。

そう考えると結構つじつまが合うのよね。


およそ生物なんてものは、コンピュータみたいなもんでしょ。

体は本体部分で、心はメモリとかCPUみたいなもんだろ。

ソフトになるのが生まれて以降の経験で。

一等最初はすべての生物、動物も植物もに、それぞれの基本を形成するOS、

犬なら犬のOS、人なら人のそれと、もっとも原始的な感情表現である、泣く機能を植え付け、

後は自己培養機能でいきつくところまで行ってみようと。

最終的に「小宇宙体験キット」の中の世界がどこもかしこも楽園になったら大成功だけど

手入れをしなかったり観察をサボったりすると、たちまち争いが起ったりして全滅だぁ。


あ、ごめんよ、アカヒレ~。


元に戻す。


そんなんで考えると、転生とか輪廻なんてえのも何となく解説がつく。

メモリとかCPUって貴重なんじゃないの???だから使いまわさなきゃいけない。

ハード部分が経年劣化で壊れそうになると、キットの所有者が、

「このままじゃいけません、新しいハードに乗せ換えなけりゃ」つうことで。

メモリとかを取り外しにかかるわけで、それが死なんじゃないかと。

取り外したメモリは、きちんと初期化して、新しいOSと泣くソフトをインストールして、

新しいハード(体)に移植される。

多分キットの中に入ってるメモリの数は限られてるんだろう、買い増しも出来ないのよ。

環境を破壊して他の動植物が減ってるのに人ばかり増えて、

それじゃいかんってことで人の出生率が低下しているわけで。

もうね、キットの外の存在がそゆ風に設定してるんだから、

どうしてもその流れは止まらないのよ。

ちなみにわたしらが飼育されているこのキット、失敗寸前なんだろうね。

キットの外の存在、泣きべそかきながら修正してるんと違うか???


まあいい。


自殺とかって、多分キットの外の存在にとっても想定外のことで、

初期化が間に合わないんじゃないかと。

ゆえに記憶とか経験といったソフトがメモリの中に埋もれたまま

新しいハードに反映されたりもする。


こんな風に考えると、霊とか超常現象とかも、それなりに説明できそうで。


つことは、そのキットの中には当然、世界を切り替える大きなパーツも入ってるはずで。

歴史を変えるような人物ってのは、当然別に包装された高級な部品なはずで。


わたしゃ違うな、うん、どう考えても。。。


そう考えると、あまり目立たない程度に、小ざかしく自分と自分の周囲の幸せだけを考えて、

ささやかに、そして出来る範囲で楽しく生きていくのがよろしいんだろう。


間違っても世界人類の平和なんて考えちゃいけないんだな。