ついにクラシックレースが始まり、競馬界はいよいよG1開催週が続く盛り上がりの時期に入りました。
古馬王道路線では天皇賞春、マイル路線では安田記念もありますし、各路線で王者決定戦が行われます。

転じてダート路線を見ると、地方交流の帝王賞へ向けてという時期になります。
今回見ていくのは中央のダート重賞アンタレスステークスです。

ダートの一流馬はフェブラリーステークスから帝王賞まで間隔をあけるか、海外遠征へ向かってしまいます。
例年ここへ参戦してくるのは、下半期を含めたダートG1参戦を狙う馬たちです。
過去の勝ち馬も、6連勝目をアンタレスステークスで飾ったグレイトパール、
同じくダート転向後は破竹の勢いだったアウォーディー、ここを勝ってダート路線で一気に主役へ躍り出たホッコータルマエ、
その時は路線の主役ではありませんが、後々に出世を遂げている馬が多数います。
今年もそんな馬の登場に期待したいですね。

さて過去の傾向ですが、本来有利な先行馬の活躍は当然目立ちますが、直線に坂のある阪神コースとあって差し馬の台頭も多いレースです。
特に上がり最速を出した馬の信頼度は高く、坂で脚の上がった先行馬を捉えるケースが目立ちます。
過去5年で上がり最速の馬が4勝、3着2回ならデータとしても信頼できそうです。

今回人気を集めそうなアナザートゥルースが以前にアンタレスステークスを勝ったときも上がり最速でした。
ただ現状のアナザートゥルースは、差し脚よりも器用さにシフトしつつ有り、人気ながら疑って見ることのできる馬です。
今回は上がり最速を繰り出せそうな馬を見ていきたいと思います。

ダノンスプレンダー
前走の東海ステークスでも期待しましたが、結果としては不良馬場が合わなかった印象です。
今回のメンバー、例年ほど切れ味のあるタイプが不在なだけに、この馬の差し脚でも十分と判断します。
前走を除けば重賞を含めても掲示板を外したことのない安定感の持ち主ですし、ダート1800mは得意条件です。
人気急落の今回は狙い所でしょう。

テーオーケインズ
人気の一角ながら、まだ人気の盲点でもあります。
前々走の東京大賞典では勝ち馬オメガパフュームと0.2差でしたし、6着ながら好評価できます。
この馬もダノンスプレンダー同様に崩れないタイプですから、今後の出世を期待できる馬です。
まだまだ伸び代のある4歳馬です。ここはアナザートゥルースを逆転して、重賞級であることを証明してほしいところです。

今回は2頭見ていきました。
人気のアナザートゥルースは以前ほどの破壊力を見せることが少なくなってきましたし、或いは逆転候補に足元をすくわれるレースも十分にありそうです。

 

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