有馬記念、そしてホープフルステークス以来となるG1フェブラリーステークスが近づき、競馬界は一気に春を感じさせる季節になってきました。今回見ていくのは同日に小倉で開催される名物ハンデ重賞小倉大賞典です。なかなかG1馬を輩出るほどの出世レースではありませんが、歴代勝ち馬は複数重賞を制している骨っぽい馬が揃っています。


また、時期的にも格より勢いが求められるレースでもあり、過去にはG1馬が出てきてもアッサリ負けているレースでもあります。


それでは小倉大賞典の傾向を見ていきます。小倉開催に共通しますが、小倉大賞典も例に漏れず前に行く馬が圧倒的に有利な結果となっています。昨年こそカデナとドゥオーモが追い込んでワンツーを決めていますが、過去5年で4コーナーを先頭で迎えた馬が4回馬券に絡んでいます。


昨年もワンツーは後方から追い込んだ馬ですが、3着は先行して早めに抜け出したジナンボーでした。小回りで直線も短いコースですので、馬群でゴチャつくよりも前目でロスのない競馬が求められるのも納得です。


そしてもう一つの傾向として、夏場と違い冬場のハンデレースの傾向でもありますが、重ハンデ馬の好走が目立ちます。過去5年で4頭が57kg以上の斤量ながら連絡みをしています。今回もハンデが重いからといって軽視することはできず、逆に見込まれた斤量を能力の証と考えても良さそうです。今回はこの2つに該当する馬を見ていきたいと思います。


1.ボッケリーニ
遂に本格化した感もあり、今年は初重賞制覇の勢いで、兄にあたるラブリーデイ同様一気に飛躍の年を迎えるかもしれません。破壊力こそありませんが器用さがあるタイプも兄にそっくりで、大きなコースよりも器用さの求められるコース向きでしょう。ハンデは57kgで人気を分け合いそうなカデナより恵まれた感もあります。このあと大きな舞台を目指す立場なら、ここは結果と内容の両方が求められます。



2.パンサラッサ
昨年の神戸新聞杯では大きな壁にあたりましたが、その後のオープンやリステッド競争では好走が続いています。今回若干見込まれた斤量55kgですが、毎度見せている先行力が求められる舞台ですので狙い目でしょう。


今回は2頭見ていきました。人気集めるボッケリーニを本命視したいレースですが、そうなると相手は絞る必要がありますが、相手関係の取捨は難しいイメージです。ここを終えればすぐに今年初のG1フェブラリーステークスですし、ここを当てて景気よく臨みたいところです。
 

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