閑話休題(いばら姫とギリシャ神話の共通点) | 化け猫の住処

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それが一番のストレス発散だって!!

ただいま、同志を募っています\(^_^)/

日と月とターリアの方には出て来ない設定

なのだが、グリム版、ペロー版共に

『オーロラ姫の誕生パーティに呼ばれ

   なかった仙女が腹いせに呪いをかける』

…というモノがあるの

 

よく似た話がギリシャ神話にある

『不和の林檎』というやつ

 

 

 

 

 

 

…違います!それは不和じゃなくて

フワちゃん!りんごを食べてるのは

椎名林檎さんと関係があるらしい

 

転生林檎も、黄金の林檎も関係ない 

はず!!…たぶん…。

 

 

不和の林檎(Apple of Discord)は

ギリシア神話でトロイア戦争の発端

される事件である

 

アイアコスの子・ペーレウスと

海の女神・テティスの結婚式には

全ての神々が招かれたが、不和と

争いを司る女神・エリスだけは

招待されなかった

エリスは腹いせに『最も美しい女神に』

書かれた黄金の林檎を投げ入れた

ゼウスの妻ヘラ、

戦いと知恵の女神アテナ

愛と美の女神・アプロディーテーは、

自分が一番美しい容貌の持ち主である

として、この林檎を得る為に争った

 

ゼウスが審判するべきなのだろうが

女の『美』に関する争いは恐ろしい

それは神も人間も等しく同じらしい

 

ゼウスは恐妻家だし、他の男神たちも

選ばれなかった女神から恨みを買う事

を恐れて審判を引き受けなかった

 

そこで全く関係ない羊飼いのパリスへ

白羽の矢が立ったわけです

 

完全中立ではあるけど、厄介事を

抱え込みましたね…

 

人間であるパリスの目から見れば

3柱ともとても美しく(完璧な女)に見えるので

3柱の女神は賄賂を渡して自分を選ぶように

持ちかけた主神の妻、ヘラはアーリア王国の

国王の座を、知恵と戦いの女神アテナは

戦争の必勝を…

 

しかし、パリスは羊飼いであった…。

 

美の女神アフロディーテの持ちかけた

『この世で一番美しい女を妻に』

コロっと行ってしまった…。

やはり、男性は美女に弱い

 

まずアフロディーテの行為が酷い

 

この世で一番の美女と言えばやはり

スパルタ国王妃のヘレネーでしょう?

…王妃ヘレネーをスパルタ国から

拉致してしまう

 

そりゃスパルタ国は攻めて来るわな

 

でパリスに選ばれずに屈辱を味わった

と感じたヘラとアテナがスパルタ国側に

付いた…。主神の妻と、勝利の女神

スパルタ側トロイア側の負け

必定ですわな、これは…

 

少し時間を戻して補足…

フワちゃんの林檎が投げ込まれた

ペーレウスと海の女神・テティスの

成婚式…と言ってもピンと来ないで

しょうけどこの二人の息子が

スパルタの英雄アキレス

だと言えば、ああ…と分かる

人もいるのではないでしょうか?

 

 

夫のペーレウスには人間の血が混じって

いるので(純粋な神ではない)

海の女神テティスは純女神なのですが…


なので、二人の息子であるアキレス

死を免れない


その為アキレウスが生まれると

母テティスは息子を不死の体にする為に

冥府を流れる川ステュクスの水に

アキレウスを浸した

 

その時、テティスの手はアキレウスの

を掴んでいたためにそこだけは水に

浸からず、踵は不死とならなかった

 

アキレウスは成長して英雄となるが、

トロイア戦争で踵をアポロンに射られ

死に到る事になる。踵からふくらはぎ

にかけての腱であるアキレス腱

この挿話にちなんでいる

 

 

トロイの木馬

トロイアの城壁というのが神の御手に

よって作られた難攻不落の城壁なので

スパルタ軍も手詰まりになった

そこで大きな(内部に人が隠れらる)

木馬を作り、和平の贈り物として

内部に侵入させたらどうか?

という案が出る

 

トロイア城前からはスパルタ軍は

消え去り大きな木馬だけが残され、

逃げ遅れた兵士(仕込み)はスパルタ

人達は逃げ去った、木馬はアテナの

怒りを鎮めるために作ったものだ

巨大な理由はこの木馬がイーリオス

城内に入るとスパルタ人が負けると

神託があった為、城門から入らない

大きさにしたのだ」と、トロイア人

達を欺き通した

 

ラオコーンカサンドラだけは真相を

予言したがカサンドラ正しい事を

予言するが誰にも相手にされない

という呪いをアポローンにかけられてる

(→カサンドラ症候群)

『また、不思議ちゃんがなにか言ってる』

程度で誰も本気にしない。


ラオコーン真相を言い当てた為

女神アテナの怒りを買い、目を潰され

海から上がってきた大蛇に絞殺された

 

不条理!!

 

ラオコーンの悲劇を見たトロイア人は

ますますトロイの木馬を城内に入れる

事が正しいと思い込み、木馬を

城内へ入れてしまう

 

ご愁傷様です

 

カサンドラはパリスがヘレネーを

攫って来た時も、トロイアの木馬を

市内に運び込もうとした時も、これら

が破滅につながる事を予言して抗議

したが、誰も信じなかった

 

予言の力は中々に優秀である

 

アポローンも余計な呪いをかけおって…

アポローンはトロイア側に付いていた

神なのだけど、アポローンがカサンドラに

『真実を話すが、誰からも信じられない」

などと余計な呪いをかけていなければ

トロイアが滅んで終了という事にはなら

なかったんじゃないか…?

 

カサンドラ症候群

アスペルガー症候群の伴侶を持った

配偶者は、コミュニケーションが

うまくいかず、わかってもらえない事

から自信を失ってしまう

 

また、世間的には問題なく見える

アスペルガーの伴侶への不満を口に

しても、人々から信じてもらえない

その葛藤から精神的身体的苦痛が生じる

という仮説

 

アスペルガーが空気読めない以外は

あんまり変って感じがしないからね…。

 

とにかく、導入の部分『パーティに呼ばれ

なかった女神、魔女、もしくは悪い仙女が

トラブルを巻き起こす』という事で

『ハブっちゃダメよ?無用な恨みを

買うからね?』という事でまとめます

 

いばら姫はまだ、救いがあったけど

不和の林檎は、パリスの審判

経てトロイア戦争になり、沢山の人

が亡くなり一国が滅ぶ結末(みらい)

 

救いがないからチェンジ

…とはこの事だね