普通は怪談になるんだろうな
…と、思いつつも現在
心当たりがないのでゾッとした
「なろう系」小説をご紹介します
悪役令嬢は無邪気に笑う。
何が恐ろしいって
なろう系小説の場合は大抵
悪役令嬢は良い人であり
ルート的にヒロインの座を
取れないので、攻略対象は
ヒロインに譲りつつ
国外追放や、平民に落とされる
無骨な男と結婚をさせられると
一見、バッドエンド風でも
悪役令嬢としては
「よっしゃー(✌・∀・✌)ヨッシャァァァァ!
生き残ったで〜〜👊(`・ω・´)👊」の
パターンが少なくない
しかしこの話、悪役令嬢は
しっかり悪役令嬢だ
ではヒロインが健気な
王道ルートなのか?
いいえ、それも違います
ヒロイン、悪役令嬢共に
転生者だったようで
隠し攻略対象を出現
させる為に、ヒロインは
逆ハーレムを作り
攻略対象を独り占め
その際、悪役令嬢から
暴力や中傷を受けたと
攻略対象の男達に吹聴して回る
なかなかの根性悪だ
(聡明な悪役令嬢は
証拠がない事を証明し
冤罪であるという事を
立証してしまうのだけど)
結局、どっちを信じていいか
分からなくなった王子をはじめ
攻略対象者5人は宙ぶらりん
になるのだけど、小生意気で
気が強く聡明な悪役令嬢より
守ってあげたくなる父性本能を
くすぐられるヒロインの方を強く
信じてしまい、そちらに
惹かれていく形に
しかし、聡明で立ち居振る舞いが
お嬢様している悪役令嬢に
比べれば、ヒロインは男に
媚びるしか出来ないという
決定的な欠点があり
王位継承者である王子も
父王から「令嬢との結婚なら
許すが、ヒロインとの結婚を
どうしても望むのならば
王位継承者から外す」とまで
宣言される
あとは重要なネタバレに
なっちゃうので伏せるけど
要は、ヒロイン側も隠し攻略対象の
出現条件が逆ハーレムを作る事
で、王子も踏み台に過ぎなかった
にも関わらず、攻略対象者5人から
嫌われた悪役令嬢ではあるが
貴族の品格とマナーを兼ね備えて
いたため、本来ならば隠しルート
である貿易王との縁談が決まる
ここで、王子を踏み台にしてあ
貿易王を出現させようとしていた
ヒロインはブチ切れてしまう
「貿易王と結婚するのはあたしだ!
この泥棒猫が!!」
激高のあまり、ヒロインとは
到底思えない口汚い口調で
悪役令嬢を罵る
「あら、あなたには王子がいるじゃない?
私と婚約破棄させてでも結婚したかったんでしょ?」
安い挑発を口にする悪役令嬢
「こんな雑魚、踏み台に決まってるじゃねえか!!」
さすがに不敬が過ぎる…
王子を雑魚とか…( ̄▽ ̄;)
そして取り押さえられるヒロイン
悪役令嬢はいまや貿易王との
大事な架け橋、悪役令嬢が
貿易王に嫁ぐ事で国にもたらされる
利益は計り知れない
そんな大事な身である
悪役令嬢を泥棒猫呼ばわりし
あまつさえ、ナイフで
傷つけようとしたのだ
通常の、悪役令嬢役が善人の
なろう系小説ならば
ここで悪役令嬢が一言口添え
してヒロインは助命される
しかしこの話の悪役令嬢は
ガチの悪役令嬢だ…
「王子様、王家のスキャンダルに
なる前に、ヒロインには厳しい処罰を
下すことをお勧めしますわ」
結果、ヒロインは斬首刑にされる
王子はその後、王位継承の権利を放棄
王国の一貴族となり
善政を敷き、一生独身を貫いたという
ここな考察で脳筋だとこう考える
ヒロインの本性に気が付き
悪役令嬢が大切な人だと気が付いた
ので、一生操を立てて
悪役令嬢のことを愛した
いいえ、私の感想は違います
悪役令嬢が王子を含め5人の
攻略対象者に扱えない程
怜悧な頭脳を持ってるのは
最初から5人とも気がついていた
ただ、その対極にいて
愛されるべに対象であるヒロインも
安い挑発に乗って、王子の事を
「雑魚」と呼ぶような奴だった
どっちに転んでも、性格悪いのしか
いなかったってことです
あと、女の修羅場は怖いからね
目の当たりにすると、男はドン引き
女性不信になるかもしれない
そんな感じなんじゃないかな?
悪役令嬢が実は自分の運命の人
…という展開はないように思う
悪役令嬢、頭良すぎで、男5人を
手の平で転がしてるとか、
恐怖しか感じないぞ
久しぶりに、読後感が
「ゾッとした」な小説だった
ホラーでもないのにゾッと
させるなんてなかなかの出来だと
思います
